1148093797 公開 2013-3-25 22:57:00

■自動車学校への入校規定に関する質問です■ - 本来なら法令

■自動車学校への入校規定に関する質問です■
本来なら法令上、決められた要件を満たしていれば誰でも教習を受けられます。
しかし中には自動車学校の独自の規定があり、これを満たしていないと教習を受けられない方針を掲げている場合があります。
なぜ下記のような独自の入校規定があるのでしょうか。

◆大型特殊
・年齢が20歳以上
・既に普通免許があること
◆自動二輪(大型・普通ともに)
・引き回し(法令などで決められていないもの)など独自の「事前審査」にパスすること
・年齢は20歳以上であること
・大型二輪の教習は既に普通二輪の免許があること
(限定ありの場合は完全に限定解除すること)
・大型二輪の教習は既に普通免許(四輪)があること
これらは一例ですが、このように独自の規定を設けている自動車学校が実際にありホームページでもこのように紹介しています。
私なりに理由を考えたのですが、
◆大型特殊
・試験車両が普通免許に比べて大きい
・運転席の高さが10トントラック TRUCKと同じくらい
・普通免許に相当する技量なしには免許取得が困難
◆自動二輪
・教習を受けても卒検に合格できる見込みのない人を受け入れると後々トラブルの元になる
・未成年が二輪の免許を取得すると暴走行為など社会問題を起こす懸念がある
・事故があった場合(教習中、免許取得後ともに)ライダーのダメージが大きく、自動車学校のイメージダウンになりかねない

特に自動車学校の指導員の方、もしくはその経歴のある方レス歓迎です。

1149798391 公開 2013-3-26 09:40:00

・大特について
技能教習の時間を見ると分かってもらえるかと思うけど、普通免許を取得するためには31時間教習を行う必要がある。その上で大特を取得する場合は6時間の教習で済む。ところが現状で全く運転免許を持っていなくても、大特は12時間で技能教習を終わらせなければならない。つまり現有免許が無い場合は差の6時間で普通自動車免許相当の運転経験を積ませなきゃならない。となると往々にして規定の教習時間をオーバーするし、中々検定にも通らないのよね。
んでたぶん一般人は教習時間オーバー=教習所が儲かるって思ってるだろうけど、規定の時間をオーバーすると教習所は公安委員会から怒られるのよ。検定に合格した教習生の実際にかかった教習時間と規定回数の比が1になるほど優秀な教習所と評価されるわけで。だから普通自動車免許に比べたら大特なんて取得は楽なんだけど、それでもリスクが高いから取りたがらない。

・自動二輪について
取り回しの規定を与えているところは多いけど、それは実際に危ないから。車は自立するけど二輪は倒れる。しかも四輪の教習は指導員がブレーキを踏んで止められるけど、二輪は教習生が1人で運転するからそれが出来ない。つまり教習を行う上で安全の確保が最優先課題であり、自分で車体を起こして取り回せる=1人で支えられるってことは最低限の条件。しかも教習の中でバッタンバッタン教習車を倒すことになるけど、その度に引き起こしで時間を食っていたら教習が進まないしね。教習が進まないと教習所が困るのは上に書いた通り。
年齢に関してはそう言うこと。試験場でも未成年者に対する二輪免許の試験は厳しいことで有名。20歳とまでいかなくとも、18歳未満に対する教習を渋る事は良くある。
大型二輪で普通自動二輪の所持を義務付けているのは乗れば分かる。単純に排気量で区別しているけども、それ以上に差が大きい。ラフにクラッチを繋ぐとエンストする普通自動二輪と違い、大型では馬力が大きいので発進してしまう。つまりパニック操作によって事故の起きる可能性が大きく、いきなり大型教習が出来る教習所でも安全性の観点からまずは普通自動二輪の車両で教習を行うことが多い。しかも普通自動二輪→大型自動二輪とステップアップするよりも、いきなり大型二輪を取得する方が5時間多くなる。つまりいきなり大型教習ってのは教習所、教習生の両方に対してメリットが無い。

そゆこと。
by しがない指導員
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