質問です、ブレーキマスターのスプリットポイントについてお聞き
質問です、ブレーキマスターのスプリットポイントについてお聞きします。現在A31セフィーロに乗っています。
A31セフィーロはRB20DETですとスプリットポイントが30
今度前後対向キャリパー(4potと2pot)に変えますが
マスターとマスターバックも同時に変える予定です。
そこで候補に上がったのがCBJY31(タクシーのやつですね)の純正マスター(BM50とM215T)で配管が3つのタイプです。
セドリックはVG20であろうとRB20であろうとスプリットポイントが25なのですが
数字だけみると−5になっていますのでバランス的には後ろ寄りになるのでしょうか?
スプリットポイントについて教えていただきたいです。 ブレーキマスタシリンダに内蔵されているPバルブのスプリットポイントの事だと思います。Pバルブが作動し始める(後輪液圧の上昇を抑える)液圧がスプリットポイントです。
車両単位で理想の液圧特性曲線(横軸:前輪液圧、縦軸:後輪液圧)というのがあって、途中まで1:1で上昇するのは良いのですが、そのままだと途中から理想曲線(グラフの傾きが変わって徐々に傾きが小さくなる)から外れてしまいます。後輪が過多になるのです。
グラフの傾きが浅いクルマは後輪がロックしやすい=スプリットポイント低めになります。
今回はA31とY31営業車系を比較されていますが、Y31営業車のほうが特性曲線の傾きが浅いハズです。
これは重量バランス以外に決定的に違う点があります。それは後輪ブレーキ仕様の相違です。A31は四輪ディスクに対して、Y31営業車は前輪ディスク、後輪ドラムです。ドラムブレーキは放熱性がディスクより劣りますが、倍力作用があって低速時はディスクより低液圧で大きな制動力が出ます。よって、後輪の液圧特性は低めで十分なので、スプリットポイントが低めになります。
Y31営業車用のマスターシリンダをそのままA31に移植した場合、考えられるのが後輪制動力の不足です。通常走行時はあまり変わらないと思いますが、急制動時の制動距離は伸びると思います。車検に受かるかどうかは、制動力を測定しないと何とも言えません。
マスターバックとマスターシリンダを変更する目的がわかりませんが、Pバルブの部分だけ組み替える、もできなくはないと思います。
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