自動車教習所の指導員の素養について教えてください。 - 指導員にな
自動車教習所の指導員の素養について教えてください。補足知人から、双極性障害で他に激情型癲癇質の障害が元でクルマの全損事故を何回も起こしている人でも、試験を受けて通れば教習所指導員になれると聞き、また実際そういう女性がもう7〜8年指導員として都下の教習所に勤務されているとの事です。同じ様な障害/事故経歴を持つ為に就職活動が全く進まない友人に、教習所指導員の方を勧めてみたいのでお聞きします。よろしくお願いします。 指導員になるには4つの素養(資質)があるかと思います。
①運転技能
指導員としてまず必要な資質は、安全に車を走らせる能力です。能力というより、それは理性であり法令を守る心構えです。
法令を遵守し、歩行者、自転車、バイク、トラックなどが混合されて走っている一般道を、安全に快適に走ることが何よりも大切です。
②道路交通法の理解
道路交通法は、いわば、道路上の安全を守る法律です。似たような法律に、「労働安全衛生法」があります。いずれも道路や職場の安全を守るため、維持するために、運転者、運行管理者、事業者に安全のために守るべき事項を定めています。
指導員となるにあたっては、道路交通法は隅々まで読み、理解しておきたいものです。また改正されたときには、その理由なども含め理解しておくことが必要です。
③コミュニケーション能力
自動車学校の教官も、入校してくる生徒からは、「先生」と呼ばれますね。すなわち、先生として分かりやすい教え方も必要であるということです。具体的に言えば、自分の直感や感覚ではなく、運転しているときの状況別に、どこに気をつけるべきか、バックやS字、クランクの走行のコツはどういうことか、絶対守るべき法令はどれか、などを自分の言葉で、できれば数量化して生徒に伝えることだと思います。これは簡単なようで、とても難しいものです。自分で理解し、それを他者に分かる言葉で表現することだからです。
また世間話をしたり、世の情報には敏感になって、初対面の生徒とスムーズに打ち解けられる人間性も必要だと思います。
口が悪い、短気であるというのも不利ですから、それを自覚している方は、是非直しておきましょう。
④応急手当の知識
仮免許取得後の路上教習では、不慮の事故がないとは言えません。また教習所内で車やバイクを暴走させ、悲しいことに亡くなるという事故が実際に発生しています。そういうときに、生徒を助けることができる最も近い立場にいるのが、指導員にほかなりません。
消防署ではどこでも、それら講習を無料で開催していますから、指導員になる勉強をすると同時に受けておきたいものです。私も受けましたが大変実のあるものでした。
障害がどの程度あるのが存じ上げませんが、指導員は上記のように心構えや運転技量など、かなり難関です。
まずは求人募集のある教習所へ問い合わせてみては如何でしょうか?
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