軽自動車の660㏄はなぜ自主規制上限の64馬力をノンターボで出
軽自動車の660㏄はなぜ自主規制上限の64馬力をノンターボで出せないのですか。ターボに頼らなくても今の技術ならノンターボでも64馬力くらい出せるのでは。
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軽自動車の64馬力の自主規制て昭和62年の昭和の時代の40年前に決められて規制だと思うのですが。
当時は550㏄ターボでなければ64馬力は出せませんでしたが。
ですが40年のあいだにエンジンの技術は進化してさらに660㏄にもなっているのになぜノンターボで64馬力が出せないのですか。
と質問したら。
コスト。
という回答がありそうですが。
ですがターボで64馬力を出すより。
ノンターボで64馬力を出したほうがコスト的には安いのでは。
それはそれとして。
技術は進化しているのになぜ軽自動車て今だにターボに頼らないと64馬力を出せないのですか。
余談ですが。
ターボで64馬力よりもノンターボで64馬力のほうが燃費的にもいいと思うのですが。
ターボってのが良いから。 エンジンの馬力で不思議に思うことがあったら、リッター換算(排気量が1ℓなら何馬力になるか)を考えると判り易くなります。
※0.66ℓで64馬力ということは、97.00馬力/ℓ。
※この馬力が出ているNAエンジンだと、例えばランボルギーニ・ムルシエラゴは巨大なV12気筒エンジンで640馬力もありますが、リッター換算だと98.52馬力/ℓ、大排気量直6に拘るTVRのタスカン・スピードシックスは97.09馬力/ℓです。
NAの軽で97馬力/ℓというのは、実はそんなに悪くないチューニングと言えます。
※エンジン設計では、設計時に想定する『耐用稼働時間』というものがあります。
市販車では最大出力発生時間は、エンジンの全寿命の数%しか想定していません。
つまり。
例えば或るクルマが10万km走行してエンジンが壊れたとしたら、10万km走行するためにエンジンが稼働していた時間の中で、数%の時間しか最大出力を出さない、という前提でエンジンが設計されているということです。
最大出力を出し続けて10万km持つエンジンなど、この世にはありません。(丈夫な市販車のエンジンでも、レースに使うと途端に長持ちしなくなるのは、最大出力での稼働時間が長くなるからです。)
※現代では130馬力/ℓを超えるNAエンジンまで登場していますが、いずれにしろこれは普通車の話です。
軽自動車は、クルマの寿命の中で明らかに最大出力を出す時間が長く(普通車のエンジンの10倍以上もの時間、最大出力を使っているというデータもあります)、普通車と同じチューニングでは、普通車の様に長持ちしません。
そこで最大出力を下げて、その分を耐久性に振っています。
それの落としどころが現在の軽の91馬力/ℓ辺り(0.66ℓで60馬力ぐらい)、ということです。
・・・ホンダ・ビートのNAエンジンが、どれほどクリティカルなところを狙ってチューニングされていたか、よく判る話です。
他のメーカーはビートのエンジンに全く追従しませんでしたし、当のホンダさえ、ビート以外にはやりませんでした。NAの97.00馬力/ℓ(64馬力/0.66ℓ)は、市販車の耐久条件からすると結構ギリなところだったんでしょう。
尚、ちょっと余談といいますか、追加の解説として。
単純な話、同じエンジンにターボを付けたら何故馬力が上がっても耐久性が低下しないのか?という点に関して。
ターボは、混合気をムリヤリ押し込む構造で、燃焼としては排気量が大きくなった状態に相当します。
つまり1回の爆発でピストンを押し下げるチカラ=トルクが増えるワケで、トルクが増えるので自動的に馬力も上がります。
一方、NAではピストン1ストロークで吸い込める混合気の量は決まっているので、1回の爆発力=トルクは、どう頑張っても増やせません。そこで馬力を上げる為には、より高回転まで回す必要があります。(馬力は、トルク×回転数で決まります。)
しかし。
エンジンの耐久性を類推する数値としてピストンスピード(ピストンが上下する速度)があり、ピストンスピードが高くなると、エンジンの耐久性が確実に低下します。(エンジンの構造上の話で、1回の燃焼の大きさよりも、回転数の方が各部の耐久性への影響が大きいということ。)
トルクが増やせないNAエンジンで馬力を上げるには回転数を上げるしかなく=ピストンスピードを上げるしかなく、それで耐久性が低下します。
NAエンジンで耐久性を落とさず馬力を上げる唯一の方法は、ターボ同様混合気を増やす=トルクをアップする事ですが、NAだと排気量をアップする以外にありません。
勿論軽自動車は排気量アップが許されず、しかし耐久性を考慮すると最高回転数をヤミクモに上げることは出来ず、結果、適当なところで最大出力が止まっている、ということです。 ビートが良く引き合いになってますが、今は排ガス規制も昔とは違いますし、NAを買う層はパワーよりも燃費に振ったプログラ厶マップのエンジン搭載車を欲しがるのでしょう
昔より重くもなりました
下手したら1トン超えです
仮定の話ですと……
64馬力でトルク5.8キロ高回転タイプよりも55馬力トルク6.5キロを低回転で発生の方が普段の足として乗るには良いと思いますよ ビートなら出してましたけど なんでこんな苦労をしなきゃいけないんだ?
と気がついたからです。 出せると実用的に使える出力は違う、という話です
どちらも64psは出せないでしょう(NAにせよターボにせよです)
数値に拘るのではなく、ユーザーがどう使うか、それを考えてどう出力を出すかが大事でしょう
妻帯出力で64ps出していても下の回転域が全然出ていないなら「使えない車」だからNAでは出さないだけです
ビートは出していますがパワーウォーズの時期でしたからHONDAの意地でもあったのでしょうね
64ps、ちっこいボディにそれ以上必要ですか?という話です
規制を止めてターボでもつければ660ccでも70psや80psは出してくるでしょうけど止まらない車だったら怖いと思うのは自分だけ?
(車によってはそこそこいいブレーキ使っているものもありますが・・・)
軽自動車に車体車格が決まっている以上、今は出さないでしょう
ユーザーがチューニングするのは別の話ですけど
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