息子が親の免許を勝手に返納する事は可能でしょうか?ボケてきて事故して
息子が親の免許を勝手に返納する事は可能でしょうか?ボケてきて事故して欲しくないから
言っても聞く耳持たないんです 立派な個人の権利なので、
家族と言えども、
勝手にそれを奪う事はできません。
逆に、もし
そんな事が簡単に出来る世の中の方が恐ろしい、
って事に気が付いてね。 仮に返納しても納得いっていないので、無免許で乗ってしまうかも。車を処分するか、鍵を隠しましょう 作戦1:家族全員による連携プレー
当初は妻である母親が「そろそろ運転をやめたら?」と、夫である父親に何度も促していましたが、父親は頑として聞き入れませんでした。そこで母親は、実家によく遊びに来る、父親とも関係性の良い長女に相談してみました。それで長女は説得を試みましたが、長女の心配する気持ちも父親には届かず、努力は徒労に終わりました。
「高齢だから」では説得できないことも
「高齢だから」では説得できないことも
次に長女は兄である長男に相談してみたのです。普段は多忙で、両親とは疎遠だった長男でしたが、母親と妹の頼みを受け入れ父親に話をしてみたところ、父親はようやく免許返納を受け入れたというのです。
介護にも言えることですが、「誰か1人が抱え込む」より、家族や友人、介護専門職などの力を借りることは、免許返納の説得という状況においても得策のようです。いつもとは違う人間が対応することで、人の心が変わることはよくあることです。
それでは今回のキーマンである長男は、父親に対してどのように説得したのでしょうか。
作戦2:費用対効果を訴えた
長男は、「もう高齢だから」「認知機能が落ちているから」という点からの説得ではなく、ズバリ「お金」のことから切り出したそうです。
現在、車を所有していることで費用はどれくらいかかっているのか、支出しているガソリン代、オイル交換代、自動車税、任意保険、車検代、駐車場代などをあげ、具体的な数字とともに提示しました。
加えて、父親が所有している車が古い車であったことも大きな説得要因となりました。新車登録から13年以上が経過した古い車(ガソリン車)は自動車税が割増されています。2015年4月以降はその割増がこれまでの10%から15%へ上がっているのです。長男はこの点も強調しました。
その上で親が所有する古い車を指し、「この車にそれだけのコストをかける価値があるのかどうか」、さらに、「自治体によっては運転免許の自主返納をすることで、タクシーやバスの割引券配布などの優遇措置がある」ことも伝えました。
「年々リスクが高まることに高額なお金を費やすなら、そのお金をほかの楽しみに使うのも悪くないのではないか」と提案してみたというのです。経済観念がしっかりしているというのはこの一家の共通点だったようで、コストの話をしてから、これまで母親や長女の話に耳を貸さなかった父親の態度が変わったそうです。
作戦3:「持たないことで若返る」と「父親の深層心理」
また、長男の友人がインターネットで「物をためこむと人は老ける」という記事を読んだこともひとつのきっかけとなりました。それは「過去の思い出の品に執着しているのは、過去に生きていることでもある。不要品を捨てれば今の生活を楽しみ、それが若返りにもつながる」といったような内容でした。
この話を友人から聞いた長男は、このことは思い出の品のみならず、父親の免許返納にも通じるのではないかと思ったそうです。父親が青春を謳歌していた時代は、車は憧れの存在でした。つまり父親にとっては一種のステイタスと若さの象徴であり、そのためなおのこと、車を手放したくないという思いが強いのではないかと-。
そこで、世間話のように「時代も変わり、現代人にとって車はもはや憧れの存在ではない。いまは持たない選択をする人も増えた」といったようことを、それとなく父親に話してみたそうです。
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