トヨタが下請けに金型を保管させたことは、そんなに悪いことだった
トヨタ YOYOTAが下請けに金型を保管させたことは、そんなに悪いことだったんでしょうか?補足こんなのどこの業界のどこの大手企業だって、大なり小なりやってるでしょう?トヨタ YOYOTAはいつも、見せしめ役を引き受けないといけないんでしょうか? 金型は数百万から数千万はする資産です。
自動車メーカーから発注を受けて、下請けメーカーは、製品を作るために製造設備や金型を作りますが、金型は特注品が多いです。
汎用金型もあります。これは使いまわすので、下請けメーカーの設備になりますから、自動車メーカーは一般管理費になると考えます。
ところが例えばTOYOTAと社名を入れた部品を作らせる金型は、汎用には使えませんので、トヨタが特注したことになります。
はて、これはどこの資産でしょうか? 金を払ったんですから、払った企業の資産のはずですね。
それを保管するのだから保管料金は払うべきですが、当方もそんなこと聞いたこともないです。
「こんなのどこの業界のどこの大手企業だって、大なり小なりやってるでしょう」やっていない企業もたくさん知っています。
他社がやっているから正当化できる話じゃないです。
しかもそれが日本のトップメーカーなら企業コンプライアンス上由々しき事態にされるのは当然です。
それがトップメーカーの有名税です。 金型保管したら再製造は自動的に仕事になるから保管する。嫌なら断れば良い。他メーカーから請け負えば?って簡単じゃないからね。 屋根付きの倉庫ただで貸せって、パワハラでっしやろ。 はい。看過できないと思います。どう見ても今回の事案は、トヨタ自動車ならではの常軌を逸した下請けイジメに他ならないと思います。多分こんな企業を擁護するのは、非常識な利害関係者以外あり得ないのでは?
《出典》
①筑摩書房『トヨタの闇』
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480427175/
>2007年の生産台数世界一が確実となったトヨタ。
>年間1千億円超と、全上場企業でダントツの広告宣伝費の萎縮効果
>は抜群。本屋には「おべんちゃら本」が並び、雑誌は広告と区別が
>つかない記事を書いてスポンサーに媚を売る。しかしその実態は、
>欠陥車をどこよりも多く作り、どこよりも多くリコールされる不良品
>メーカーである。
>その労働現場は「自動車絶望工場」の時代を引き継ぎ、社員が工場内
>で若くして過労死しても労災すら認められず、正当な労組活動すら制限
>されるほど“思想統制”は行き届く。既存メディアがタブー視してきた、
>日本企業・日本社会の象徴としてのトヨタの本当の姿を伝える。
(以上、書籍版 2007年11月刊)
>巨額の広告宣伝費によって、マスコミによるトヨタ批判は事実上、
>封じられてきた。
>だがその裏では、従業員は賃金のつかない数々の“自主活動”によって
>苛酷な労働を強いられ、過労死や自殺が続発している。
>社員の命を軽視する会社は消費者の命も軽視する。
>長期化するアメリカでのリコール問題の原型は、すでに国内にもあった。
>日本を代表する超巨大企業で何が起きていたのか。
>知られざる現場の真実を抉り出す。(文庫版 2010年5月刊)
>この本の目次
>はじめに―トヨタは本当に優良企業なのか(渡邉正裕)
>第1章 トヨタの本質はなぜ報じられないか―広告料日本一の圧力
>第2章 トヨタの社員は幸せか―職場環境の実態
>第3章 トヨタ車の性能は高いのか―実は欠陥車率99・9%
>第4章 下請け社員を苦しめていないか―自動車絶望工場のトヨタ下請け
>第5章 世界での評判―広がる反トヨタ・キャンペーン
>第6章 やっぱり大問題を起こしたトヨタ―今回も反省なし
>おわりに―『破滅へと向かう旧日本軍』にならないために(林克明)
②講談社発行『週刊現代』誌2023年6月24日号(※同月19日頃発売)28~37頁所載「全国民必読 巨弾レポート・トヨタがおかしい」
https://wgen.kodansha.ne.jp/archives/85746/
https://gendai.media/list/books/wgendai/4910206440639
なお、記事の見出しには、
「独裁者(前トヨタ社長の豊田章男の事か?)」の天の声で、組織も方針もころころ変わる。世界有数の企業のタガが外れ始めた [全4部構成]
【1】新社長の「EVファースト」宣言動画はなぜ削除されたか
4月人事と副社長の左遷劇
【2】好業績でもトヨタの株価が冴えない本当の理由
外国人投資家たちは、なぜ株主総会で反乱を起こしたのか
【3】日野やダイハツの不正は偶然か
「トヨタは被害者です」と言い切った章男への怨嗟
【4】トヨタ販売店へのまがまがしい「監査」と「監視」の実態
章男と親しければ見のがすが、歯向かえばすぐクビ
などと列記されている様です。 保管させると言うことは、金型の管理をさせると言うこと。つまり、管理してるなら、金型を、いつでも、◯ヨタ社内工場に、生産出来る状態にしなさいと言うこと。金型は、サビやすく、定期的に磨き作業をする。専門の職人が、サビを落とす。手間と時間がかかる。ジャストインタイムだから、納期は、ほぼ、無い。無償で管理させている。クレーンで、トラックに載せて搬入もしないといけない。それを、何十基もあれば、数百万円を無償でやらねばならず、工場から、数百kmの下請け企業であれば、1日がかりで、搬入作業になる。専用の作業場、倉庫もいる。普通の企業は、金型の保管、保守管理は、無償で下請けにさせない。◯ヨタ社員が、年収何千万円もあるのは、下請けが泣かされ得られるであろう利益を吸い取っているから。 大変申し訳ありませんが、「盲目的なトヨタ信者」の皆さんは早く目を覚ました方がいいと思います。トヨタが絡んだ話になると完全にモラル感が崩壊しています。
昔から「ファンの身贔屓」は当たり前にある話です。
何を隠そう私自身、過去30年以上で(家内の名義も含めたら)20数台の車を所有してきましたが、その半分はトヨタ車です。だから「トヨタ車ファン」か、と問われたらその通りです。
車だけでなくJリーグやBリーグ、野球など何でもいいですが、ファン同士、独断と偏見にみちた事を喧々諤々言い合うのは楽しいものですし、何の罪もありません。
でも、「ファン」の身贔屓はその対象が決まっています。巨人ファンだからと言って読売新聞や日本テレビの野球以外の報道姿勢まで盲目的に信用しそれに反する見方を攻撃する事は無いでしょう。
ところが。
最近非常に目につくのが度を越した「トヨタ信者」です。
「GT-Rより86の性能が上」と言おうが「ロールスロイスやメルセデスよりレクサスが高級車」は「ファンの身贔屓」で御愛嬌ですが、守るべき社会のルール、巨大企業として社会に及ぼす影響も何も関係なく、トヨタ車ではなく「トヨタという企業」のやる事を盲信し無批判でかばう人達。上に書いた例えで言えば読売新聞の報道は野球以外も全て絶対に正しく、正義だ、という巨人ファンのようなものです。
独占禁止法という法律。「優越的地位の濫用の禁止」は、力を持つ側がそうではない弱い立場の者に対して一方的に自分に有利なやり方を押し付ける事を認めると、自由で公平な経済活動が妨げられ社会全体の不利益になるからやってはならない、というものです。
「国鉄」をJRとして民営化し、しかも東、西、東海その他に分割したのも、電電公社を民営化しさらに東西に分けたのも根っこにあるのはそういう事です。
「トヨタは見せしめ役を引き受けないといけないのか」
当たり前です。零細な町工場のワンマン経営者が取引相手に無理難題を押し付けても、相手は「じゃあいいや、ウチはそんなの嫌だからあんたの所とは取引やめる」で終わりです。
でも、トヨタのような超巨大企業とそのグループが同じ事をするのは許されません。「見せしめ」で当然です。
先日の認証制度に対する、ネットに溢れる「悪いのは国土交通省、トヨタは正義の被害者」も、今回の「金型保管押し付けの何が悪い」もそうですが、これをトヨタが正しい、という人達は本当にモラルが崩壊していると思いますよ。
でも、何より悪いのは広告欲しさにトヨタ提灯記事を垂れ流し続け、豊田章男氏を無条件に持ち上げ英雄視してきた自動車雑誌を中心とするマスコミと自称「自動車評論家」ですが。でも、大元をたどれば広告費でマスコミをコントロールしてきたトヨタと豊田章男氏に行き着くでしょうけどね。
ページ:
[1]