新型の911GTSはハイブリッドになりましたけど次の911タ
新型の911GTSはハイブリッドになりましたけど次の911ターボもハイブリッドになるんですかね? ポルシェは『911以外の全モデルを将来的にEVとする』と発表しています。この発表通りなら、911は内燃機関車=ICVを基本仕様として開発されることになります。
しかしこの場合障害となるのは、社会情勢です。
EU連合は、2035年以降、ICVの販売を禁止するという法案を各国に勧告しています。
これを予告通り実施するなら、『911だけICV』などとは言ってられません。ゼロエミッションの観点からHVもダメで、完全なBEVしか販売出来なくなります。
但し。
先日行われたEUの議会選挙では、EVを推進する『緑の党』が議席を大幅に減らし、極右勢力が台頭しています。(社会・経済誌では、『緑の時代は終わった』と結論付けているほどです。)
また『緑の党』発祥の地・ドイツでは、政府が『カーボンオフセット燃料もゼロエミッションとして認める』という発言をしており、BEVに拘る必要は無いんじゃないか?という気運が高まっています。
今後社会情勢がどう動くか?によって、911がICVとして残るかEVになるか、が決まると考えられます。
もっともICVが残ったところで、『ガソリンで動くものではなくなる』ことはほぼ確定ですが。 ポルシェは次期911ターボについて、ハイブリッドモデルを検討していると発表しています。ただし、具体的な発売時期や仕様については明らかにされていません。
ポルシェは電動化に積極的に取り組んでおり、すでにパナメーラやカイエンにプラグインハイブリッドモデルを設定しています。次期911ターボもハイブリッド化される可能性が高いと考えられますが、ポルシェの伝統的なスポーツカーのイメージを損なわないよう、十分な性能と走行性能を確保することが課題となるでしょう。
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