日本の道路交通法は点数制度を採用しているのは一体何故でしょうか。 - つ
日本の道路交通法は点数制度を採用しているのは一体何故でしょうか。つまり、ある一定の点数に達すると免許停止処分及び免許取り消し処分を受ける事になります。
ちなみに前歴があると比較的早い段階で免許停止処分及び免許取り消し処分を受ける事になります。 さて、誰が最初に発案・提案したのかは知りませんが、便利な方法だから採用されたのだと思いますよ。点数制にしておけば、軽微な違反とそうでない違反で重みづけができ、行政処分をする基準を変えられます。前歴に合わせて基準点を変えれば、初犯者には緩く、累犯者には厳しくすると言う「傾斜配分」もできます。
点数計算そのものにも「傾斜配分」の機能がありますよね。直近3年分しか計算しないことで「大昔の事は問わない」し、間に1年や3ヵ月の無違反期間を挟むことで「常習者でなければ中々累積しない」運用が出来ます。 違反点数制度に関しては、
割と多くの国で採用しているポピュラーな処分制度です。
なので、日本が特殊な方法を採用しているという
ことにはならないかとは思います。
違反点制度が採用している理由は以下です。
交通先進国では多くの車両があり、
さまざまな交通事情や環境があり、
それを背景として多くの交通違反類型が
交通安全のために法律として定義されています。
当然、数多く定義された交通違反の中には、
・重い交通違反
・軽い交通違反
が混在していることになります。
重い交通違反は当然1発で免停や免許取消
になるわけですが、軽い交通違反で
免停や免許取消は重すぎます。
ですが軽い交通違反を連発しても
何の処分も無いのはおかしい
ということにもなります。
ですから違反点制度が合理的と判断され、
多くの先進国で採用されています。 以前は交通違反は裁判で罰金納付でしたよ。
車が激増して違反も激増したので裁判なんてやってられ無い。
だから、軽微な違反は裁判を無くして反則金制度を考えたのでしょう。
それでは反則金の支払いに困らない人の違反は減らない。
点数制にするというのは誰でも思いつく事ですね。 分かりやすい表現方法を用いたと思います。 交通違反が全て罰金制になったら、お金持ちには、何の痛みも制約もなくなるから、私は大賛成ですよ……
…とか言って見るテスト。 ではどういう制度がふさわしいと思います?点数制度を取らないとすると
①いくら違反しても免許は有効
②小さい違反でも即座に免許取り消し
①なら危険な運転者を野放しにすることになりますし、②なら車を運転できる人が激減し物流や交通が麻痺しますね。
たまにしてしまう小さな違反なら行政処分は課されず、違反を繰り返したり、重大な違反なら行政処分を下す。理にかなった制度だと思います。
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