運転免許証の住所変更には住民票ではなく、本人宛の郵便物でも変更できると
運転免許証の住所変更には住民票ではなく、本人宛の郵便物でも変更できると聞きました。でも、どうしてですか？
運転免許を取得する時には住民票が絶対必要でした。
どうして住所変更のときは住民票じゃなくていいのですか？ 単に単身赴任とかでの引っ越したけど、住所は自宅のままという人は多いです
本来なら引っ越しと同時に移さないと違法ですが、一時的な居住だったり擦る場合は違反は免除されるとされています
その場合でも実際の居住は引越し先になるので、そちらの住所にしたほうが諸々都合いいからでしょう
その為の必要書類は各都道府県公安委員会が定めるので、郵便物で良いというところもあるでしょう
私のいる地域だと公共料金支払書が必要でしたね 「運転免許証の住所変更には住民票ではなく、本人宛の郵便物でも変更できると聞きました」
都道府県によります。東京都などは自分から自分に出した消印付きハガキでもいいようですが、確か大分県は住民票の写し以外は駄目だったと思います。また、本人宛でもいいが消印があることや、公的機関から差し出されていることを条件にする府県もありますね。
「どうして住所変更のときは住民票じゃなくていいのですか？」
最初の新規取得の時は、受験資格の確認をするからです。日本の運転免許は、日本国籍者でなくても取得できますが、日本に住民登録がされていることが受験資格です。中長期の合法滞在者は受験できるが、短期訪問者は受験できないようにしています。その証明として、住民票の写しを提出させ、併せて運転免許の記載事項である本籍の確認もしますので、必須書類になっています。
しかし、一旦免許を取得した後の、種類を追加する併記や、期限を延ばす更新、あるいは住所などの記載事項の変更の手続きでは、もう免許を持っている人が対象なので、受験資格の確認の必要がありません。よって、各都道府県の判断で、証拠書類に何が使えるかを自由に決めているんです。
なお、よく誤解されますが、「住民票」ではなく「住民票の写し」ですよ。住民票とは役場にある住民台帳、つまりデータベースそのものを指す言葉です。外部には持ち出せませんので「住民票」は取得したり提示したりはできません。役場で交付して貰えるのは、その内容を1片の用紙に「写しとった」もの、つまり「住民票の写し」です。 免許取得時は国(公安委員会)への「新規登録」が必要になるからです。
そのために免許証の取得時の住所地(住民票の住所地)でなければ免許の取得が出来ません。
ですから免許の「新規取得」時は確実に本人確認をする必要があるために「住民票」が必要になります。
これは「住所を確認する」ためだけではなく、本籍地なども照合して「国への登録」をするためのものです。
それだけに重要な手続き・登録をするために住民票を用意させて確認などを行うわけです。
一方、既に取得済みの免許証の「住所(の変更)」はそこまで重要なものではありません。
一応、その住所に「居住実態」があれば(「現住所」であれば)原則として「住民票の住所」である必要はない、という理由でもあります。(ただし一部の県では「住民票」の提示が必要＝住民票お住所でなければダメな所もあったりします)
このことから、「当人宛ての消印付きの郵便物」であれば、郵便局にてその住所に於いて居住を確認していることになっていますので、完全無欠とまでは言えなくとも、その住所に於いて居住実態があるものと合理的に判断が出来るために「当人宛ての消印付きの郵便物」で運転免許証の住所変更が出来る、という事になります。
当人宛ての消印付きの郵便物がなぜ「現住所としての証明書類になる」かは下記に詳しく説明しましたのでご参照ください。
郵便局には郵便局独自の「配達原簿」というものがあります。
これはその住所に対しての居住者名が登録されており、郵便局の配達物はこの配達原簿に基づいて配達を行っていますので、配達原簿に登録のない郵便物は原則として配達されません。
配達員は毎日配達する郵便物を配達順に組み立てる際に、この配達原簿に基づき郵便物を揃えていますが、配達原簿にない名前宛ての郵便物は宛先不明で「返送扱い」にする処理を行います。
この配達原簿はお住まいの自治体の住民票とは一切関連もなければ連動もしていません。
住民票とは全く独立した、郵便局独自のものです。
郵便の配達以外に利用することは基本的にありません 最初に住民票を提出させるのは本籍の確認のためかと。
その証拠(になるかわからないが)に、住所変更の場合は例え住民票であっても"提示"だけです。でも、本籍変更の場合は住民票の"提出"が必要です。 警察が郵便物の住所でオッケーと言っていたのですか？参考のために。
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