免許学科試験問題についてです。「車から離れるときの措置として、ギアは平
免許学科試験問題についてです。「車から離れるときの措置として、ギアは平地や下り坂ではバックに入れておくのがよい」→回答:~
という問題に対して、バックギアに入れたら後退してしまうので間違いだと思いました。
どなたか解説お願い致します。 まず前提としてこの問題はマニュアル車について問われています。
車はオートマ、マニュアル車問わず、エンジンを切れば、DやRに入れていても動きません。
特にMT車の場合は万が一、動力が働いたときの場合に備えて、坂に逆らう進行のギア(上りだと1、下りだとR)に入れておくのが一般的だからです。 後退することよりも、前進することの方が現実として起こりやすいからです。 この問題はMT車を想定しています。駐車して車から離れる場合の話ですから、エンジンは停止させていますので、ギアをバックに入れたからと言って後退はしません。
AT車であればシフトレバーをPにすることで変速機がロックされますが、MT車にはそのような機能が無いので、サイドブレーキ(パーキングブレーキ)で車輪が動かないようにブレーキをかけるのに加え、二重措置として「動きにくい」ギアに入れておき、駆動輪が動くのを防ぎます。
重力加速などの外力で、エンジンが一番動きにくくなるのは、減速比の大きなギア、つまり低速ギアです。上り坂なら1速、下り坂ならバックを選択すれば、逆転防止機構の助けも借りられます。平地では1速でもバックでもいいのですが、より減速比が大きいバックを選ぶのが安全です。
なので、「平地や下り坂ではバックに入れる」が正解になるんですよ。 下り坂はあなたから見て下がっている側が前になります。
リバース(バック)のギアに入れることにより、重力による前に進もうとする力とリバース(バック)するための後ろに進もうとする力が反発するため安全なのです。
ページ:
[1]