自衛隊では業務上必要に応じて大型自動車運転免許が取得できます。し
自衛隊では業務上必要に応じて大型自動車運転免許が取得できます。しかし、これは自衛隊車両限定免許です。大型自動車免許取得年齢を経過していても、限定解除を行う際には実技試験も課されるのでしょうか。日常的に大型車両を公道で運転していれば実技試験は無意味ではないでしょうか。 「限定解除を行う際には実技試験も課されるのでしょうか」
ええ、限定解除審査では、必ず技能試験を行います。指定教習所の限定解除コースであれば、技能検定によって行われます。
「日常的に大型車両を公道で運転していれば実技試験は無意味」
自衛隊員の持つ大型自動車免許に何故「自衛隊車両限定」がつくのかと言えば、自衛隊で運用する73式大型トラックが、大型自動車免許の試験車の基準を満たさないからです。つまり、きちんと指定の10tトラックを使用した技能試験を受けていないので、限定条件がつくんです。であれば、それを解除するには「きちんとした10tトラックでの試験」に合格する必要がありますよね?。
自衛隊の大型自動車免許を取得し、任務で日常的に73式大型トラックの運転をしているのだとしても、それは「日常的に大型車両を公道で運転して」いることにはなりません。自衛隊の73式トラックは、車両の分類こそ大型自動車ですが、その中でも下限に近い重量しかありませんからね。まあ、73式大型トラックを日常的に運転しているなら、大型の限定解除審査は楽勝でしょう。でも、だから省略していい、なんて話にはなりません。必要な技能があるかどうかは、経歴から類推するのではなく、本人に証明させて確認するものです。
なお、こうなったのは2007年の法改正が中型自動車の制度が出来てからです。それまでの大型試験車が法改正以後は中型試験車になり、大型試験車はより大きな規格に変更されました。しかし、自衛隊が運用するトラックにはそれに合致する車両が無く、やむを得ず「自衛隊車両限定」の条件つきで、73式大型トラックでの教習と試験を認めるようにした、と言う事です。
また、最近では自衛隊内の教習所にも10tトラックが導入され、自衛隊車両限定なしの大型免許が取れるところもあるようですね。 自衛隊員で動いてる時しか使えないから一般人として動かす場合は経験値は0となる。
by某都道府県で自衛隊員の車両検定を行ってる親父より
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