どうして塗装する時にシンナー使うのでしょうか?
どうして塗装する時にシンナー使うのでしょうか? 買ってきた塗料の粘度が高くて塗り難い場合はシンナーで薄めれば粘度を下げることができますが
逆に、粘度が低くて塗り難い場合に粘度を上げるには
しばらく塗料を放置して溶剤分を揮発させるしかありません。
であれば、高めの粘度で販売して、塗り易い粘度にシンナーで
調整してもらう方が効率がいいですよね。
また、気温によって塗料の樹脂の粘度が変わったり、乾燥具合に影響が
あります。
特に自動車の板金補修等で使われるウレタン塗料等はシンナーの種類も多く
例えば、冬季には速乾形のシンナーを使用することで塗料の乾きを早め
夏季には遅乾形のシンナーを使用することで塗料の乾燥を遅らせることで
気温に関係なく年中近い感覚で塗装できるよう調整することもできます。 シンナーとは「薄め液」のことで、英語では「thinner」と書きます。
塗料は濃度が高い状態で販売されています。なので適した濃度にするため、同じ成分の「薄め液(シンナー)」で希釈して使用するようになっています。
水性絵の具で絵を描く時には水で薄めて使用しますよね。これと同じことです。
ちなみにシンナーは薄め液全般を示す名称で、成分が異なるものも多数あります。シンナーを選ぶ際は適した成分で作られたシンナー(例えばラッカー系塗料であればラッカーシンナー)を使用する必要があります。
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