ホイールのサイズ表記ですが、インセットとJ数がよく分かりませ
ホイールのサイズ表記ですが、インセットとJ数がよく分かりません。J数＝ホイールの幅
インセット＝取り付け穴がどのくらい内か外か
までは分かるのですが
例えば86をツライチにしたい場合9.5Jを履けばそもそもホイールの幅がある分、外に出るじゃないですか。そこでインセットが関わってくると、どのくらいツラが出るのかどんどん予想が付きにくくなる。
太いタイヤを履かせたくて9.5Jにするのですか？ツラを出したくて9.5Jにするのですか？
例えばですが、9JのET-45と9.5JのET-40はツラ具合が大体同じになるという事ですかね？
もしそうならばどちらが良いのでしょうか？
よく車好きが「これ何J？！？！」とスタンスでもない人がよく言ってますが、気になるのはインセットの方では？？と思ってしまいます。ホイール幅を聞いて何になるんでしょうか？スタンスなら太ければかっこいいのは、まぁ分かります わかりやすく説明したいと思いますが、少し長くなります。最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
◆ホイールのスペック
17×7.0J+48 を分解すると〜
「17」リム外径が17インチ
「7.0」リム幅が7インチ
「J」フランジ(リム外周)の形状がJ
「+48」インセットが48mm
17インチはホイール外径ですが、実際にはタイヤ側の内径の値になります。
1インチ=25.4mmです。リム幅7インチというのは25.4mm×7=177.8mmになります。
「J」はフランジの形状でJとJJが一般的です。これはリム幅と無縁なのでJ数という表現はあまり使わない方がよいようです。
最後に、インセット48mmというのは、リム幅の中心から48mm外側にホイールのハブ取付面があるという意味ですね。そのハブ取付面がリム幅の中心の場合は「ゼロセット」。内側にある場合は「アウトセット」といいます。乗用車はインセットが基本になります。
◆ツラ出し計算
ツラ出しに関係のあるリム幅とインセットのみ抜き出して、以下「7.0+48」のように記載します。例えば「7.0+48」から「9.5+45」に履き替えると34.75mmツラ出しされます。この計算方法を説明します。割と簡単で覚えてしまうと暗算で計算できます。
＜リム幅の計算＞
まず、リム幅のみ計算をします。インセットを変えずに「7.0+48」から「9.5+48」になったと仮定します。このときリム幅は2.5インチ=63.5mm広がり、内側にも外側にも31.75mmずつ広がることになります。31.75mmのツラ出しですね。
＜インセットの計算＞
ここにインセットの計算を加えます。「9.5+48」から「9.5+45」にすると、車輪全体が3mm外側に移動して、さらに3mmのツラ出しです。
＜上記を合わせて計算＞
「7.0+48」から「9.5+48」の変更で31.75mmのツラ出し。
さらに「9.5+48」から「9.5+45」の変更で3mmのツラ出し。
合わせて 34.75mm のツラ出しというわけです。
「7.0+48」から「9.0+40」への変更の場合は、同様に計算していただくと、リム幅で25.4mm、インセットで8mmツラ出しされ、計33.4mmのツラ出しとなります。
◆インセット縮小の弊害
基本的に、ツラ出しする際には、インセットの縮小は最小限に留め、リム幅でツラ出しするのが基本です。というのは、サスペンションが純正ホイールのインセットを基準に設計されているからです。
また、昔はインセットの小さいホイールが多かったのですが、最近はインセットが40mm以上の設計が増えています。その方がサスペンションの剛性を高めやすいのですね。特にステアリング機構のある前輪では顕著です。
＜スクラブ半径（貼付図参照）＞
停止した状態でステアリングを切るとタイヤに回転傷がつきます。最近のクルマはこの回転傷がタイヤの中心よりも外側にある「ネガティブスクラブ」が多いです。この回転軸を「キングピン軸」といいます。
コーナーで最も圧力のかかるタイヤの外側にキングピン軸を置くほか、段差等でのステアリングのキックバックを軽減できます。
逆に、純正ホイールにワイドトレッドスペーサーを入れて、インセットだけで20〜30mm縮小してツラ出しすると、ワダチでハンドルを取られやすくなったり、段差でキックバックが強くなったりします。サスペンションに負荷になっているわけですね。
このスクラブ半径の問題だけで言えば、インセットが大きくなる分にそれほど問題ないのですが、インセットを小さくする場合は純正よりも10mm以内の変更に留めておくのがよいようです。
＜後輪のインセット＞
リアはもう少しインセットを小さくしても剛性的には大丈夫なのですが、インセットを小さくするとトレッドが広がります。インセットを10mm縮小するトレッドが20mm拡大します。結果、アンダーステアが強くなったり、コーナーで唐突に滑る挙動になるなどの弊害が出る場合もあります。また、最近はリアサスペンションのトーコントロールが重要なので、走りを重視する場合は、リアのトレッド拡大は要注意となります。
◆リム幅拡大の弊害
インセットを変えずにリム幅を大幅に拡大した場合、サスペンションにホイールの内側が当たったり、据え切りでフェンダー内側に当たったります。ツラ出し計算だけでなく、こちらも合わせて計算する必要がありますね。
例えば、先ほどの「7.0+48」から「9.5+45」への交換では34.75mmツラ出しですが、リム幅が63.5mm広がっているので、内側へは26.75mm広がります。サスペンションとのクリアランスが足りない場合は、リム幅を狭める、またはインセットの小さくして、ツライチを調整したります。
また、リム幅が広がると空気抵抗が増えますので、最高速度を高めたい場合は不利になります。
◆整理すると・・・
純正が「7.0+48」でここから35mmツラ出ししたい場合は以下の通り。
A～Eはインセットが小さすぎてNG
FとGは内側が当たらなければOK
Hは内側が当たるリスクと太すぎる弊害で△
A) 7.0+48 (内±0/外±0mm) 純正
B) 7.0+13 (内－35/外+35mm) ×
C) 7.5+20 (内－21.65/外mm+34.35mm) ×
D) 8.0+26 (内－9.3/外mm+34.7mm) ×
E) 8.5+32 (内+3.05/外mm+35.05mm) ×
F) 9.0+39 (内+16.4/外mm+34.4mm) ~
G) 9.5+45 (内+26.75/外mm+34.75mm) ~
H) 10.0+51 (内+41.1/外mm+35.1mm) △
ホイールによって、インセットがまちまちですし、車高によってもツラが変わります。ツライチ設定の場合は、その微調整を3～5mmスペーサーで行うイメージですね。ブレーキキャリパーに当たる場合も同様に薄いスペーサーを使用したりします。
かなり端折って書きましたが、長くなり失礼いたしました。ご不明な点などございましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。 >太いタイヤを履かせたくて9.5Jにするのですか？
>ツラを出したくて9.5Jにするのですか？
その両方だと思います ホイールが太いほうが、太いタイヤをつけれます。
逆に太いホイールに細い（というか普通）のタイヤをつけると引っ張りになります。
タイヤを引っ張るという事は、ホイールをフェンダーのツラ付近にもってきても、タイヤが引っ張ってるので、（取り付けたときに車体正面から見ると台形になってる）フェンダーの爪とかに干渉しづらくなります。※タイヤを引っ張らないと、取り付けたときに車体正面からみると、長方形になります。そうすると、ホイールのツラとタイヤが同じ幅になりますので、フェンダーの爪と干渉しやすくなります。
取り付けたいタイヤとのバランスで太さを決めるって感じじゃないですかね？ 別に太ければよいって物でもないと思います。
※ただ、極端な話にはなりますが、フェンダーとの面を合わせればタイヤなんて何でもいいって感じで、昔のタクシーみたいな、細いタイヤでフェンダーと面を合わせた場合は、後ろから見たときに、メチャクチャ、ひ弱に見えますけどね。 後ろから見たときに、太いタイヤの方がどっしり感はあると思います。 細いタイヤでツラまで持ってくると、ちょっとガニマタみたいに見えて、ダサいと思います。 https://fancy-craft.firebaseapp.com/calculation/offset.htm
オフセット計算機というものを作ってくれている人がいます。
上記だけではありませんので、ご自身で使いやすいものを検索です。
車好きの中に、太いタイヤは最高、太いホイールが最高と
考える人がいます。そういう人はタイヤ幅やリム幅を気にしますね。
一方で、ツライチ最高と言う人もいますね。
そういう人はミリ単位の攻めを称えます。
太いタイヤでツラを攻めたいという欲張りさんもいます(^^;
太すぎるホイールやタイヤは利点がないので、どっちが良いとかないです。
もはや、個々人の美意識の違いでしょう。
ところで「スタンス」の意味がいまいちわからないのは私だけ？＞＜ インセットは取り付け穴が内か外かではなく、ディスク面がリムの中心よりどれだけズレてるかの値です。
スタンスとかで〇〇J履いてますは、単なる太履きマウントに過ぎません ホイールのサイズ表記ですが、インセットとJ数がよく分かりません。
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