スズキのアルトのような軽自動車の車内空間、特に後部座席についてです。
スズキのアルトのような軽自動車の車内空間、特に後部座席についてです。昭和時代の車より格段に広くなっていると感じます。
しかし法改正による規格改定は、昭和50年から平成8年までに
・長さ3.2mから3.4m、20センチ(6.25%)増加
・幅1.4mから1.48m、8センチ(5.71%)増加
とそれほど変化があったとも思えません。
わたしの記憶違いでしょうか。それとも規格改定以上の技術進歩で車内が広くなっているのでしょうか。 天井が高くなった分、実際の寸法以上に広く見える効果があります。
アルトのような軽自動車でも、昔の軽自動車と比べると天井が高くなっていますので、その分は広く感じる理由になります。
限られた空間を有効に利用できるようになったことも、広く感じる理由になると思います。
エンジンルームを短くして、その分は車内の長さ拡大になっていると思います。
後輪を限界まで後ろに下げて、それに合わせて後部座席を可能な限り後ろに下げて配置していることも広くなる理由です。
トレッドに対してホイールベースが長くなると、直進安定性は良くなりますが、内輪差が大きくなってしまいますし、旋回性能も悪くなりますので、良いことばかりではありません。
バランスの良い走行性能を優先すると、車内(特に後席)は狭くなっても、後輪をもう少し前に出して、ホイールベースを短くしたほうが、走りやすい(曲がりやすい)軽自動車になります。
最近の軽自動車はトレッドに対してホイールベースが極端に長いので、曲がる時に後ろが振られるような挙動になる欠点があります。 規格改訂以上の工夫で広くなっていますね。
先ず前後のバンパーは昭和50年改訂当時は10㎝のコの字型鉄板をボディーに外付けでしたので、ボディー寸法は減じて3000㎜ですが、今はヘッドライト部分とツライチになる感じで埋め込んでます。
次にボンネットの短縮化です。アルトの初代では写真から推測で800㎜は有りそうですが今時の軽自動車はどれも500㎜程度とエンジンはじめラジエーター等省設計の賜物です。
最後に車輪位置ですが、最大限四隅に配置によりホイルベースを長く取る設計ですね。
当時の軽自動車はバンパーの付け根より50㎜程度内側にタイヤハウス先端がきているのも最近の軽自動車はツライチの部分スレスレに近いですね。 当方電装屋です。
既出に加え、車内装備のコンパクト化も有ります。
昔のエアコンは冷房と暖房のユニットが別々に有り、それが結構なスペースを取ってました。
今は一体ユニット化されており、空いたスペースが有効活用出来る様になってます。
室内空間が拡張されたとも言えますので、シート位置を変更して後席空間を拡大出来たりもします。
感覚としてですが、大凡20~30cm程度は膝下奥行き付近の空間が広がる感じですかね。
極端に言えば既出と合せて、前席と後席で20cm程度は差が開くイメージ。 昔の軽の乗用車って4ナンバーが多いでした
確か軽自動車税が5ナンバーになると3倍くらい(それでも15000円くらいでしたが)になりそれを嫌って4ナンバー登録の車が多いでした
その為に後ろに荷物のスペースを作る必要があり、後部座席の後ろに空間がありました
その為に車内が狭いでした
いつだったか税金が変わりそれから5ナンバーの軽自動車が一気に増えました
5ナンバーの車は後ろいっぱいまで座席になってるので広く感じます
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