ta2103203009 公開 2024-12-10 16:15:00

黄色いフォグランプがあった時代には黄色は霧中でも良く光が透過す

黄色いフォグランプがあった時代には黄色は霧中でも良く光が透過するという怪説が雑誌などで良く見られましたが今は絶無になったのは、黄色が霧中で透過するというのはデタラメのペテンだったと言うことですか。
船舶とか列車でも昔から黄色の灯火って現実にないですよね。そんな効果があれば船舶などで使いますよね。

num1040182102 公開 2024-12-10 17:56:00

科学的には、気のせい、またはデタラメだったと結論づけられてます。
光が粒子とかに遮られる場合、2つのパターンが有ります。
光の波長よりも小さい粒子で遮られた場合。
この場合は、波長が長い光の方が透過しやすい。
レイリー散乱と言われますが、空が青く見えたり、夕焼けが赤く見えるのは光の波長より小さい粒子による散乱の為。
ひかりの波長よりも大きな粒子で遮られた場合。
この場合は光の波長に関係無く散乱される。
ミー散乱と言われますが、雲が霧が白く見えるのは光の波長より大きな粒子による散乱のため。
霧や雨、雪は光の波長より大きな粒子のため、ミー散乱となりますので、光の波長(色)の違いによる透過力の差は発生しません。
それでも、黄色の方が見易いと言う人が居ることは確かな話。

なお、昔の蒸気機関車が黄色いランプを使っていたのは、レンズに「ウラン硝子」を使っていたから。(ゴールドランプとか呼ばれてたはず)
目に見えない紫外線がウランに当たると、ウランが黄色く発光する。
目に見えない紫外線が黄色い可視光線に変換されるから、結果として明るくなる。
なお、蒸気機関車が現役で走っていた頃のウランは、単なる黄色い顔料として扱われていた。
ウラン硝子は紫外線を当てると綺麗な黄色に光るので、結構昔から装飾品の材料として扱われてきた。

kot1214715784 公開 2024-12-10 18:35:00

科学的にはデタラメという説もありますが、工業的には正解になります。
理由は単純で、市販のLEDやHIDライトはニーズに合わせて白色や青白色を求め、赤色成分光を減らす加工を施しているからです。
そのため乱反射が強く視界を悪化させる事もあり、実際に霧や吹雪ではホワイトアウトを引き起こす事があります。
ハロゲンランプなどはこうした事が行われていないので、乱反射の少ない波長の長い光を利用しやすくなっています。
古いフランス車はヘッドライトにイエローバルブを使用していた事もありました。
ただ視覚的に暗く感じる事から、今は禁止になりました。
船は自ら放つ光が波に反射して障害物の発見を難しくする事から、航行時は強力なライトを点灯する事はありません。
代わりに大型船はレーダーによって障害物を監視しています。
また航海灯(緑と赤)により位置や進行方向を知らせるようにもしています。

Q3.高色温度電球の明るさ・白さと視認性の関係について教えてください。
高色温度電球は電球の発光分布より赤色成分光を低減させているため,その分,全体の光束
(明るさ)は低下してしまいます。従って,高色温度化を実現するための特殊加工処理を施す
基の電球仕様が標準装着電球より明るい高効率電球であることが前提条件となります。通常電
球と同レベル以上の光束であれば,視認性は高まりますが,雨天等により濡れた路面や濃霧の
状況においては,黄色い光の方が白色より光が散乱しにくいため,視認しやすくなります。
従って,使用環境や条件等を考慮したうえで,電球を選定する必要があります。
一般社団法人 日本電球工業会「自動車用電球ガイドブック」より
https://www.jlma.or.jp/tisiki/pdf/guide_car.pdf

kom1216318227 公開 2024-12-10 16:59:00

すでに回答がついていますが。
本当のところを言うと、ペテンなのかどうかってのは、高校物理の光の性質を学んでいるとわかります。
一般的に波長の長い光というのは、空気中の浮遊粒子が多い場所での透過力が優れているというのはあります。
夕焼けが赤いのはそれが理由、その逆で空が青く見えるのも同様。
霧の中で赤信号は見やすいが青信号はけっこう近づくまで見えないってのもあります。
ですから本当は赤いライトの方がフォグランプとしては有利なのですが、自動車の保安基準上、赤いライトは「後部標識灯」という扱いなので、波長が短くかつ赤色ではない光ということから、フォグランプに黄色いものが使われるようになりました。
最近は灯火類の性能がよくなったことなどから、黄色のランプよりは、明るい白色光の方が、より明るく自然に見えるということから、昔はあった「黄色いヘッドライト」が廃止され、さらに白色LEDなどが出てきたことから、より強力な白色光と、レンズのリフレクターの性能が上がったことから、白のフォグランプが使われるようになりました。
黄色い光というのは、より遠くまで光が届いたり、光と影がはっきりしやすいという有利な点がある一方で、同じワット数の白色光バルブに比べると、全体的に暗く見えるという傾向もあるので、徐々に黄色いフォグランプが消えていきました。
とはいえ最近は十分な光量を出せる黄色いライトも出てきたことから、再び黄色いフォグランプも増えてきたようです。
ただし、そんなライトをつけている人ってのは、霧がどうとかあまり関係ないみたいで
「明るくて見やすいわー」
とか
「こんなライトをつけているって、この車カッコいいだろ」
的な感じがあるってのも…。
列車に関して言えば、最近ではもっぱらLED灯ですし、船舶は先の方が書かれている通り、左舷右舷の色も規定で決まっているとかってのも。
光の色の話をすると、昔は高速道路などでは「ナトリウムランプ」というオレンジ系の光を発するライトが使われていて、色としても寿命なども有利でしたが、今はほとんど白色LEDですよね。これも透過性よりも自然の光に見える、というのが理由のようです。
いずれにしても、いろいろなところで白色LEDが使われるようになってきたのですが、余計な話をすると、元日亜化学の中村教授が高輝度青色LEDを実用化したってのは、本当にものすごいことだったわけですな。

というわけでダラダラと書きましたが、とりあえず私の知識の範囲で、参考までに。

1149040911 公開 2024-12-10 16:31:00

この記事を読む限り黄色フォグのほうが霧に適している。と有ります。実際自分も雪や霧の時は黄色フォグ使用してますが視界良好です。
https://forzastyle.com/articles/-/64054
https://forzastyle.com/articles/-/64054?page=2

taa121522363 公開 2024-12-10 16:29:00

黄色い光は水滴や水分を透過しやすく、視界を確保しやすい特徴があります。
デタラメでもペテンでもありません。
船舶で利用されないのは、航行環境が車両とは異なり広い海上での視認性が求められるため、
より強力で広範囲を照らす白色のライトが適しているからです。
なお、船舶のライトは国際的な航行規則に従っており、特定の色や配置が規定されています。
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