八潮市の道路陥没の救出作業で一つ不思議に思った事があるのです
八潮市の道路陥没の救出作業で一つ不思議に思った事があるのですが、(あくまで一般論で結構ですが)そもそも2tトラック TRUCK(土砂が被さっているので2tトラック TRUCKの車体重量がさらに重量UPが想定されていたはず)をクレーン車のワイヤー1本で引き上げる事って可能なのでしょうか?(あくまで一般論で結構です)
と言いますのも素人目からもそれは無理じゃないのかって思ってしまったのですが・・・
あの時点で強度なワイヤー2本で、かつ玉掛けのプロがやっていた場合にそう簡単に切れていなかったのではと感じましたし、あの時点で成功していればかなりの早期な段階で運転手は救出出来ていましたよね。
建設現場でもクレーン車の玉掛作業後のワイヤーが切れるなんて滅多に無いでしょうし。
クレーン運転士免許取得者で玉掛け作業経験者の方からの回答大歓迎です。 2tトラックの総重量は5t未満です。
何ミリのワイヤで吊ったかわかりませんが直径10ミリのワイヤなら切断荷重が5t程度です。
これはゆっくり引っ張った時で、瞬間に力がかかれば当然切れます。
1本吊りなら20ミリ程度(切断荷重20t)のワイヤを使わないと危険です。
でもそんな太くは見えなかったです。
ゆっくり吊れば大丈夫、瞬間的に力はかからないと思ってたんでしょう。
そもそも1本じゃバランス悪いので普通2本なんですがね。 まず2t車には見えませんが…
普通の玉掛は何もない荷物で安全率1.6以上を取ります。
車種は分かっているはずなので車重から必要なワイヤー径が出ます。
仰るように今回は土砂や水の流入が想定されますのでその分を更に考慮する必要があります。そこは恐らく盛り込み済みでしょう。
今回は掛けられる側(車)の問題もあったと思います。
まず車体へのダメージ。
吊られる側の車が健全な状態ではなくワイヤーを掛ける部分が限られる。
車自体がもともと荷物(水や土砂が流入した状態)を満載して吊られることを想定していないような気がする。
ワイヤー径を大きくしても吊られる側には太いワイヤーを掛けるのが物理的に無理(そこまで想定して大きなフックはついていないだろう…)。
車体の状況から掛けれる場所が限られ、1本吊り選択の判断なのかと思います。
また、先の回答者の方でクレーン車側の陥没の影響を解説されていますが、この影響は非常に大きいと思います。通常ワイヤーはジワッと荷重が掛かり、衝撃荷重を受けるケースが少ないですし、この力には弱いです。
糸の先に重りをぶら下げて重りを垂直に上下させるような荷重の掛かり方のイメージです。輪ゴムでやると分かりやすく、ゆっくり上下させれば持ちますが、勢いをつけると1回~数回で切れるでしょう。
急激な上下の動きは一般的に静的に掛かる荷重の10倍が想定されます。
なので泥などを含めた車重が10tならワイヤーに掛かった荷重は100t近くになった可能性があります。こうなると安全率1.6なんてものでは無理な話です。
道路工事などで橋脚落下などのケースはこのような急激な衝撃荷重の影響でのワイヤー切断というケースが多いです。私も石吊の現場でワイヤーが切れた経験があります。
正直、今回は映像を見てて自身も無理がありそうな形には見えましたが、2次災害や周辺道路の陥没の進行を見ると出来る手立ては限られそうです。当然その現場で出来る最善を尽くそうとしたとは思いますね。 玉掛け有資格です。
まず、1本でも可能です。ただ、重量がストレートにかかる、
2tであれば2tですから、それなりのレッカーが必要です。
あとは作業半径とかあるので、極力近接となるとあの地盤ですから
かなり危険だと思います。
あとはバランスですね。玉掛次第では、釣り上げ中に荷が回転することも
あるので、リスクが多い過ぎます。 あれは吊り上げていたクレーンのアウトリガーの所の地面も陥没した為にワイヤーが切れたので通常ではワイヤーは切れる事はありません。
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