なぜ日産はスーパーシルエットのフェアレディZがなかったのです
なぜ日産はスーパーシルエットのフェアレディZがなかったのですか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1980年代に国内レースで流行ったスーパーシルエットですが。
日産はブルーバードとシルビアとスカイラインで参戦していましたが。
なぜフェアレディZでの参戦しなかったのですか。
よく分からないのですが。
例えばブルーバードよりフェアレディZだと思うのですが。
と質問したら。
フェアレディZはレース向けではなかったから。
という回答がありそうですが。
スーパーシルエットて中身はフェアレディZとは無関係なのでは。
それはそれとして。
日産のフラックシップてフェアレディZだと思うのですが。
なぜフェアレディZの外装をしたスーパーシルエットてなかったのですが。
余談ですが。
柳田て「Z遣いの柳田」というキャッチフレーズだったのに。
なぜ柳田がブルーバードのスーパーシルエットなんかに乗っていたのですか。
フェアレディZは北米でレース活動をしていたからです。
知らなかったですかニセaction1919さん? 単純にZはアメリカ向けの車で日本でコマーシャルしても多くは売れないと判断したから。市販車は直列6気筒だし。すでにアメリカでは280ZXとしてポール・ニューマンが走らせてたからね。 当時の話が載っていた本によると、
ハセミモータースポーツがプライベーターでスカイラインシルエットを作って
日本のレースに出ようとしたとき、やはりメーカーに話を通さなければ、と
日産に連絡したところ「それならば予算を組むから3台でやってくれ」ということになって、
市販車プロモーションの観点からシルビアとブルーバードが選ばれたとのこと。
フェアレディZはアメリカでは人気だが、日本ではそれほど売れているクルマではなかった。
日産は、レースは市販車を売るためというポリシーがはっきりしていた。 どっちの話?
日産は、’82年のスーパー・シルエットというハンパなスプリントレースに参戦しながら、’82年8月には参戦マシンを国際Gr.5規定の『シルエットフォーミュラ』に切り替えていますが。
Gr.5『シルエットフォーミュラ』の方の話なら。
スーパー・シルエット用のスプリントマシンを走らせつつ、それとは別に東京R&Dと日産・追浜ワークス(レース専用エンジンを作っていた中央研究所)の共同プロジェクトで作られたのがGr.5マシンで、設計は東京R&Dの2大デザイナー、小野&間宮コンビ。
コイツは最初からスカイラインをベースとすることが決まっていて、ハセミモータースポーツが走らせました。
このシャシを利用し、’83年にスーパー・シルエットに参戦していたホシノレーシングとセントラル20に参戦を要請したのが、シルビアとブルーバードのGr.5です。
一方ハセミモータースポーツに渡ったシャシは、東京R&Dで更に改造、Gr.Cのレギュレーションに合致させ、クラス初のフロントエンジンのCカー『スカイライン・ターボC』が爆誕しました。
長谷見が『車内の熱害がひどく、シューズの底のラバーが溶けた』『リヤのセミトレリンクが度々折れた』と言っているのは、このマシンです。(シューズが溶けたのは、車高を極限まで下げる為に排気管を車内に通していて、コイツの遮熱が十分では無かったのが原因でした。またリヤのセミトレ―リングリンクは、極端に軽いが強度が低いマグネシウム鋳造で、総じて東京R&Dの設計は『冒険し過ぎ』・・・っというのを、当時長谷見さん本人から聞きました・・・『間宮のクルマには二度と乗らん!』と激怒してましたが・・・尚、当時ワタシは、耐久シリーズに参戦していた『駆け出しのレーシングカーデザイナー』でした。)
で、さて。
>なぜ日産はスーパーシルエットのフェアレディZがなかったのですか。
・・・最初にスカイラインのシルエットでシャシを作ったので、ロングノーズ/ショートデッキのZのボディが載らなかったから、と言うのが有力な説です。当時東京R&Dに友人がいたので、詳しく聞いておけばよかった・・・。
まぁシルエットフォーミュラは、『市販車のシルエットを残す』のがレギュレーションのメダマだったので、メーカーには『特に宣伝したいクルマ』があり、それがスカイライン/シルビア/ブルーバードだったのかもしれませんが。
ちなみに余談ですが。
このターボCは、日産の承認を得たプロジェクトでは無かったため(商品名を勝手に使われた状態)、後に破棄されたと聞いています。
なんとも残念です。日本初のCカーだったのに・・・今残っていたら、『日産ヘリテージコレクション』のメダマの一つになったでしょう。 82年用シルビア、スカイライン、ブルーバードのスーパーシルエット用シャシーはノバ・エンジニアリング製の同一物、パイプフレーム製。
スーパーシルエットはオリジナル量産車の外部形状(シルエット)を維持しなければならなかったから、ノーズ(と言うよりフロントアクスルからバルクヘッドまで)が長いZはプロポーションが合わず3兄弟に出来なかった、車両製作費のためにブルーバードにした、と言うことでは。
なお3車のうちシルビアのみリアサスペンションは量産車の型式からリジッド、他2車はセミトレーリング。 フェアレディZはアメリカIMSAで伝説を作ったマシンだからです
このままスーパーシルエットでも良さそうだけど
知らなかったの、爺さん?
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