中古車を購入予定です。車の状態や値段が支払えるくらいの車を見つけま
中古車を購入予定です。車の状態や値段が支払えるくらいの車を見つけましたが、修復歴のある車でした。
人によることはわかっていますが、事故車が、事故を起こす確率は、どれくらいでしょうか?
統計的にお分かりの方のご意見を宜しくお願い致します。 業者オークションで出品車両の検査を長年していました。
私の経験だと、走行距離が400kmほどの車でも修復歴車はありましたし、通常使用で使われていたと思われる走行距離での救急車や霊柩車でも修復歴のあるものはございました。
業者オークションだと、【(事故)現状車コーナー】と呼ばれる出品ブロックがありまして、高年式/低走行の車だとまあまあな価格で落札されます。
また、そのような車を専門に落札して板金修理を行い、再度オークションに出品する業者(起こし屋)も居ます。
すると、そのような車も中古車として流通することになります。
【現状車コーナー】の出品車で、見たところ事故のダメージで『グチャっ』と潰れていても、上手い具合に骨格部位にはダメージが無い車もあるんです。
修復歴車の定義とは骨格部位に損傷があり修復がなされた車となります。
車によって骨格部位の構造は異なりますので、かなりの衝撃があっても骨格部位には損傷が及ばなくても、バンパーの角をぶつけただけで骨格部位に損傷が加わる車がございます。
衝突事故による損傷/修復でなくても、雹の落下によるルーフパネルの多数の凹み(雹害)ですと、板金で直すことができれば修復歴車にはなりませんが、凹みが多すぎてルーフパネルを交換した場合だと修復歴車になります。
(ルーフパネルは骨格部位)
何万台以上の車を検査してきましたが、修復箇所や直し方からダメージの深さが分かるので『何回事故してるんだ?』『これ、人死んでるな』と想像ができます。
自分で購入する場合だと、そのような車を避けるのは当然ですが、乗り潰す車なら修復歴があっても『これぐらいなら(走行に)問題ないな』と判断できます。
修復歴にはならなくても、溶接を外して交換するパネル(リアフェンダー)や骨格部位には該当しないパネル(コアサポート/バックパネル)の交換歴がある方が嫌です。
純正の溶接を外してやり直すのですが、再溶接をすると必ず錆びて腐食することになりますから。
また、中古車の場合、みなさんは修復歴を気にされることが多いです。
しかし、修復歴は知識のある人間が見れば『どのような事故を起こして、どう修復されたのか』は分かりますが、機関(エンジン)・機構(駆動系)については全く分かりません。
ディーラーで車検・整備されていて、記録簿に記載があれば安心ですが、それもなくオイル交換の履歴も分からない車も怖いです。
【オイル漏れもないのにエンジンオイルが減る車】に当たってしまうとどうしようもないです。
白煙が出ていれば分かるのですが、白煙も出ていないのにオイルが減る車もあるんです。
町の中古車屋なんて、車を売ってしまえばおしまいです。
その為、よくこの知恵袋でも『中古車を買ったんですけど、~~が壊れまして補償はきかないと言われました』とか『修復歴無しで買ったんですけど、見てもらったら修復歴有りと言われました』なんて相談が多々ありますよね。
業者オークションに出品される車は基本的には胡散臭い車ばかりです。
(出入りしてる業者も同じくです)
ディーラーや買い取り店は、自分の会社で良い車を下取りことができれば自分のところで販売します。
(ディーラーだとこれが認定中古車です)
しかし、自分のところで売りにくい車やどうしようもない車を業者オークションに出品するんです。
オークション会場に搬入してから、エンジンの白煙を一時的に消す添加剤を入れたり、ペットの臭いを消す為にシート下に芳香剤を詰め込まれてる車もあります。
落札店が、落札した車を自走でオークション会場から引き上げた帰り道、エンジンが止まってレッカーを呼んだということもありました。
このような車をとりあえず走るようにして販売するんですよ。
(その程度やオークションの検査員の見落としであれば、落札をキャンセル処理される場合もあります)
業者オークションの会場は出品店と落札店の騙し合いの場所であって、出品店はオークション出品時の検査でマイナスなことを書かれずにクリアすることだけを考えてます。
オークションの検査員としては騙されないように見破るのが業務ですが、修復歴も含めて見落としてしまうこともあります。
可能でしたら、ご希望の中古車よりは予算に合わせてランクを落とした新車を購入されるのがベストですが、どうしても中古車ということでしたら、少しお高いですが認定中古車をお勧めします。
町の中古車屋では絶対に買わないで下さい。
長くなりましたがご参考になれば幸いです。 事故歴と今後の事故率は関係ない
事故歴はどの箇所をどの程度損傷してるかによって雨漏りや走行が正常に行えない、機能が不全など通常使用の上での安全性や不調に影響します
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