タイヤのドライビングスティフネスについての質問です. - いくつ
タイヤのドライビングスティフネスについての質問です.いくつかの文献を見ましたが,スティフネス(剛性)にも関わらず単位としてはまたはで表されており,なにか定義があるのか文献を読みましたが見当たりませんでした.
そこでなぜドライビングスティフネスはで表せることができるのかについて有識者の方ご教授頂けますと幸いです. 剛性の定義は、タイヤでもボディでも、
1㎜曲げたり捩じったり歪めたりするのにどれくらいの力が必要なのか?
なので、
N/㎜
※N/1、というのは1㎜の意味でその文献の執筆者が記載したのでしょう。
>なぜタイヤの剛性はN/㎜で表わされるのか?
車体を設計する場合、あるいは、タイヤの物理学的特性からいうと、
タイヤとは「全方位バネ」です。上下前後左右斜め、曲げ、捩じりのあらゆる方向にバネとして弾性力を発揮するのがタイヤ。
そしてその「弾性力=元の形状に戻ろうとする(バネのような)力」がタイヤのグリップです。
※現状「全方位バネ」という性質を持つ物質はゴムと空気しかないので、タイヤにはゴムが使われている。
その弾性力を数十倍に増幅するのが、同じく全方位バネとして機能する内部の空気。
そのタイヤの形状は、ベルトやカーカスと言った「弾性構造体」で保たれます。(構造体がタイヤ断面を四角にしている。構造体が無いと、浮き輪のような円形になってしまう)
この「弾性構造体」の「変形し辛さ」という意味合いで「タイヤの剛性」は用いられます。
特に、進行方向に対して垂直=横方向の「サイドウォール剛性」が大事で、これが低いとタイヤが遠心力に負けて倒れこみ、倒れこむと接地面が浮き、接地面が浮くと接地面積が減って、グリップが落ちてしまいます。
逆に、ドラッグレース用タイヤのようにサイドウォール剛性を極端に落とすと、縦グリップは最大になります。
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