現行の15代目クラウン CROWNよりも、現行の5代目レクサスLS(旧・セルシオ)の方
現行の15代目クラウン CROWNよりも、現行の5代目レクサスLS(旧・セルシオ)の方が、昔ながらのクラウン CROWNの正常進化形だと思うのは私だけでしょうか?特に内外装の豪華さや装備内容やステータス性の面で。補足今のレクサスLSは、以前のLS(セルシオ時代を含む)よりもエクステリアデザイン(特にフロントマスク)に分かりやすい豪華さや迫力が出てきましたし、いかにも大型高級車という感じがして「昭和のクラウン CROWN」的な雰囲気になった気がします。 確かに、今のクラウンよりもLSの方が、かつてのクラウンの響きがありますね。
私がライブ感覚で知っているクラウンはちょうど6代目からで、5ナンバーから3ナンバーに移行した時です。自動車税や物品税が半白なかかった時代でした。高度経済成長期で、給料が右肩上がりに上昇していた時代でしたが、クラウンは誰でも買える代物ではありませんでした。
そして7代目になって、TVCMで石坂さんが「いつかはクラウン」という名言を生み出したのです。この名言が意味していることは、生涯最後の車が、「クラウン」になるということで、この上の車は存在しなかったわけです。言い換えれば、退職金で購入する車で、還暦祝いの車という位置づけでした。
よって、クラウンはサスペンションが柔らかく乗り心地の良いくるまの代表になりました。これから迎える高齢化社会の象徴と思われる車だったはずなのです。
しかし、その後バブル時代に進むにつれ、日本でも高級車にドイツ車が登場します。ベンツの存在ですね。足が硬いのに乗り心地が良いという、ボディー剛性の差が露骨に現れるようになります。クラウンの足の柔らかさが否定的に捉えられるようになります。
そこで、トヨタはセルシオを登場させます。クラウンには、マジェスタといったを上グレード開発したことで、相対的にクラウンの立ち位置が低下してしまいます。
販売が落ちたクラウンは、12代目のモデルチェンジで、クラウンのコンセプトを一新します。「ゼロクラウン」と謳い、足回りを固くして若者向けの車造りに方向転換します。いわゆるVIPカーの誕生です。
結局、かつてクラウンが負っていた人生のゴールとしての役割は、セルシオに引き継がれ、そしてセルシオはレクサスLSになったわけです。クラウンは現行車種も、明らかに若い層をターゲットにしており、70台の人達が喜んで購入するような魅力を備えていません。(強いて言えば、日本のマンション環境を考慮した1800mmを超えない車幅でしょうか。)
まぁ、レクサスLSも、見た目の豪華さを追求しているので、人生のゴールとしての華は備えているとは言い難いです。しかし、かつての昭和のクラウンのDNAを継承している車種が何かと言われれば、それは現行クラウンではなく、レクサスLSと断言できると思います。 それよりも現行クラウンのCピラー辺りの処理が酷過ぎる、LSや欧州車の様にフラットで綺麗に処理無かったのか?
と何時も思います、 全然違います。LSはクラウンサイズではないし、内装もクラウンらしい日本的な高級さではなく、中国や欧米で好まれやすい豪華さになっています。
また、
価格もクラウンの価格を上回っており、どう考えてもクラウンの系統ではありません。
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