スポーツ Sportsカーについての質問です。 - そこまで車に詳しくないので、よ
スポーツ Sportsカーについての質問です。そこまで車に詳しくないので、よければ教えてください。
・日産やトヨタ YOYOTA、ホンダ Honda、外車で言えばAUDIなど、比較的値段の抑えたスポーツ Sportsカーと、高いスポーツ Sportsカーの2車種を用意しているのはなぜでしょうか?
日産 フェアレディZとGT-R
ホンダ Honda s660 シビック CIVICtypeR NSX
トヨタ YOYOTA 86 スープラ Supra
AUDI TT R8
私気になります! 日産を例にとって,歴史から振り返ってみましょう。
GT-Rもフェアレディも誕生したのは今から50年前の1969年です。
まず先にGT-Rが誕生しました。
C10スカイラインGT-Rで,ハコスカGT-Rと呼ばれます。
これは,レースで勝つためのマシンでした。
プリンスR380に搭載されていたGR8エンジンを改良し,
S20エンジンを搭載してきました。
早速JAFグランプリレース大会で優勝します。
(トヨタ1600GTの進路妨害という曰く付きでしたが。)
つまり,GT-Rは,どのクルマより速く走ることを使命として
この世に誕生したクルマです。
それからまもなく日産は,フェアレディZも誕生させました。
オープンカーだったダットサン・フェアレディを
クローズボディにし,主にアメリカをターゲットとしたモデルでした。
当時は,「スペシャルティーカー」と呼ばれ,
スピードよりも,優雅さ,贅沢さを表現したモデルでした。
ジャガーEタイプやポルシェ911より低価格高性能ということで
大人気となりました。
S20エンジンを搭載したり,排気量を2800ccにするなど,
バリエーションを増やすことで多くのニーズに応えました。
フェアレディZは,レースに勝つと言うよりも,
デートで喜ばれるスペシャルティーカーとして誕生したのです。
その後,トヨタからはソアラが登場するなど,
スペシャルティーカーがブレークします。
バブル期には,ホンダ・プレリュード,日産シルビア,
アンフィニRX-7など,一大ブームを起こします。
また,欧州でゴルフGTIといったホットハッチが人気となり,
日本でも,コンパクトカーにターボやスーチャーを組み合わせて
走りのモデルを次々と投入するようになります。
マツダの初代ロードスターがブレークしたのも
バブル期でした。
その後,世界中でオープンカーが製造されるようになります。
今では「スポーツカー」と一括りにしてしまっていますが,
かつては,「スーパーカー」「スペシャリティーカー」
「ライトウェイトスポーツカー」など語彙が豊富でした。
それだけスポーツカーが人気だったわけですね。
その後ミニバンブームやSUVブームが起きて,
スポーツカーが一括りにされてしまったので,
GT-RもフェアレディもスイスポもS660も
全部スポーツカーになってしまったわけです。
でも,その中身は多岐にわたっており,
レース仕様で高額パーツを採用したGT-RやNSXの他に,
誰でもスポーツ走行を楽しめる86やS660が存在しているのです。 庶民向けと富裕層向けです。 本命と廉価版? 特にスポーツカーだけでは無く、
トヨタで言うと、SUVには
・ランドクルーザー
・ランクルプラド
・RAV4
・ライズ
ミニバンでも、
・アルファード
・ノア
・シエンタ
セダンしかりで、売れる売れないと言うよりは多様性の理想的なビジネススタイルで、
86を買った人が、高級志向ならRCに、サーキット志向ならスープラに選択肢があると、顧客が離れません。
失敗したのが、マツダで
ミニバンをSUV兼のCX8のみに集約したところ、シニア層が離れてしまいました。
顧客層を拡大するには、多様性です。 メーカーは値段の高い高級車を売ったほうがもうかります。
でもそれだとお金持ちしか買えなくなるので安い車もつくっています。 売価からその範囲で制作された車と、
メーカーが惜しみなく技術を投入した結果その売価になった車との違いでしょうね。
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