排気ガスの危険性について、車のマニュアルに「この車の排気ガスには
排気ガスの危険性について、車のマニュアルに「この車の排気ガスには一酸化炭素が含まれています〜などと」記載されていますが、普段無意識に排気ガスを吸い込んでいるのにどうして意識不明になったり死亡したりしないのでしょうか?
また、警告のところに密閉されたところは危険だという内容が記載されていますが、広い空間は問題ないのですか? 一酸化炭素は毒性が強く、3000ppm(0.3%)以上では死亡の危険性があり、1%では数分で死亡します。ちなみに自動車の排気ガスには最大で1~4.5%含まれます(年式等で規制値が異なる)。
一方二酸化炭素にも毒性はありますが(8~10%で失神・15~20%で死亡)、毒性が小さいので宇宙船や潜水艦といった閉鎖空間を除く殆どの状況では毒性は問題になりません。ただし、身近な環境においては遺体の腐敗を防ぐドライアイス(固体の二酸化炭素)を入れた棺桶という閉鎖空間において問題になることがあります(棺桶の中に不用意に顔を突っ込んで呼吸すると軽い二酸化炭素中毒を起こす場合がある)。
なお、二酸化炭素は地球温暖化の原因物質のひとつではありますが、急性毒性や慢性毒性の話ではありませんし、人類があまりにも増え過ぎた結果、人類の活動が地球環境に与える影響が無視できなくなったといった話ですのでここでは割愛します。 濃度とか量の問題。
普段人間は一酸化二水素/DHMOを摂取している、というか生きるのに必須の物だが、一度に摂取する量が多過ぎると死ぬこともある、って話と同じ。 排ガスは法律によって規制されているので普段走っている車から排出される分には問題ない。密閉された場所だと危険がある。例えば、車庫内でエンジンかけっぱなしにしているとCOの濃度が上がって、意識不明になる可能性がある。
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