シルバーメタリック車のボンネットの傷の補修の仕方がわかりません。添付図の通り
シルバーメタリック車のボンネットの傷の補修の仕方がわかりません。添付図の通り、3cm×2cm程の傷です。タッチペンで塗った後、車用のコンパウンドの極細で滑らかに仕上げようとしても、塗った塗料が削れてしまうだけでなく、さらに傷が拡がってしまい、かえって見苦しくなってしまいました。
これはやり方が下手なのか、初めからこのやり方では無理なのかどちらでしょうか?
板金屋です。
メタリックの場合は樹脂にメタリックを混合した塗料になります。
このメタリックの特徴として一度に多く塗ると乾く前にメタリックの成分が沈み顔料が浮きます。
またメタリックの配列も粒子が寝てしまい綺麗に反射しません。
この状態で塗った物の表面を研ぐと表に浮き出た顔料を落とし沈んで寝たメタリックが残ります。
これが黒く見えている状態です。
刷毛塗りをする際に筆の塗料を掻き落として薄く塗ると逆にメタリックが立ち白っぽくなります。
この量の丁度良い場所を使って塗ると黒く残る現象は無くなります。
クリアを使用しない場合は上手く塗って塗ったままの状態が一番綺麗に仕上がると思います。 このやり方では無理 です。
タッチペン塗装は塗ったら終了、研ぐなら相当重ね塗りしないと剥げます。
しかも顔料のみですよね?シルバーは本来顔料のあとにクリア入れますので、
それで色が落ち着くのです。研ぐのはそれからになります。
シルバーのタッチペンはそこをごまかすためにシルバーに直にクリアを混ぜて
います。なので色は合いません。 まずは3cm×2cmはタッチペンでの補修が出来るサイズでは無いと思いますよ!点傷や線傷程度であれば良いとは思いますが、このサイズだと難しいと思います。
やるなら
1.塗る前に塗らない所の養生してから塗る事が必要となります。
タッチペンで塗装する場合はベタ塗しないで薄付けを繰り返して塗装の少し高いぐらいまで塗り重ねる事が必要です。
2.完全に硬化してからでなけれ塗装がごっそり削れます。タッチペンは普通の塗装よりも乾きにくいので塗装後1週間程度は養生が必要です。
3.車用のコンパウンドを使うにあたっても養生が必要となります。余計な所を削らない様にする必要があります。 下地処理が出来てないので
やり方の工程が抜けてるになると思います。
タッチペンでもマシなレベルには
できますが、綺麗に補修とはいきません。
鈑金は知識だけでなく道具と経験も重ねないと
良い仕上がりにはなりません。
最初から目標高くしすぎると
心が折れます。
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