パーキングにしてからサイドブレーキサイドブレーキしてからパーキングどっちが
パーキングにしてからサイドブレーキサイドブレーキしてからパーキング
どっちが正しいのですか?
教習所内で練習中や、検定時の説明の際
指導者からパーキングにしてサイドブレーキと教わりました。
学科検定の際も同じ問題が出たので教習所で習ったように答えました。
調べると正しくはサイドブレーキしてパーキングのようですが私は学科検定の問題は不正解ということでしょうか。 私は基本駐車するときはフットブレーキを踏みっぱなしでパーキングに入れてからサイドブレーキを引いていますね。フットブレーキさえ踏んでいればどちらからしても同じですよ。ただ、雪国の真冬ではサイドブレーキは引かない方が良いです。ブレーキシューが凍りつき戻らなくなり其のまま走り続けるとフェード現象からペーパーロックと後々やっかいな事になります。雪道や濡れた道を走って氷点下になりそうな時はサイドブレーキは引かず輪止めをします。AT車ではPレンジプラス輪止めをMT車では登りであればギヤを1束に入れて輪止めを下り坂の場合はR(バック)に入れて輪止めをします。 AT車の話であれば…
・基本的に右足でフットブレーキは踏んだまま。
・これから移動を開始するときは、サイドブレーキまたはパーキングブレーキを先に解除してからギアをPからDに移す。
・移動を終了し駐車するときは、ギアをDからPに入れ、それからサイドブレーキまたはパーキングブレーキをかける。
…ですね。 サイド(パーキング)ブレーキ→パーキング([P]レンジ)が正解です。
Pレンジはギヤを固定する物で、ブレーキにはなりません。
それをふまえると、
・Pレンジ→パーキングブレーキ
だと、ギヤに負荷が掛かるので、車自体の寿命を縮めてしまいます。
なので、
長期的に見ると、という意味になりますが、
・パーキングブレーキ→Pレンジ
が正解となります。 順番が法律できまっているわけではないので、正解不正解はないように思います。
ただ、一般的にはサイドブレーキが先ですね。その一般論が正解ってことなんでしょうけど。法的根拠に基づくことができない事項は一般論を教えるべき指導員は、知識を正したほうがいいですね。
Pレンジのみでもクルマを停止させることはできますが、脆弱なロックなため、外部から強い力がかかるとそのロックが外れ(壊れ)、意外と簡単にクルマが動いてしまいます。
また、傾斜のあるところでPレンジのみでの停車措置をすると、フットブレーキを離したときに下り方向にクルマが少し動きます。これはトランスミッションに負荷をかけることになるので、サイドブレーキを先にかけておくことでその負荷をなくすことができます。
一方サイドブレーキは、読んで字のごとく「ブレーキ機構」ですので、Pレンジによるロックよりも強い力でクルマを停車させることができます。
サイドブレーキをかけていても吹っ飛ばされるような強い力がかかったときは、Pレンジなど全く役に立ちません。
なので、Pレンジに入ってなくても、サイドブレーキがかかっていればよほどクルマが動くことはありませんので、サイドブレーキのかけ忘れを防ぐためにも、先にサイドブレーキですね。
先述の通り、外的負荷がない限りPレンジでも停止保持はできてしまうので、適切な停車措置をするためにも、サイドブレーキを先にかけておくべきだと思います。
まだクルマを所有されていないでしょうからわからないかもしれませんが、車検の検査項目に「サイドブレーキの効き」があります。サイドブレーキがきちんと効いてないと、車検に通らない=公道を走れないってことになります。
一方、Pレンジに関する検査項目はありません。何かしらの故障とかでPレンジに入らないってクルマでも、車検は通ります。
っていうと「じゃあPレンジは何のためにあるのさ」っていう人も出てくるでしょうけど、気になったら調べてみてください。笑 仕組みから言えば、停車時の「車が動かない措置」としては「サイドブレーキがメイン」で、Pレンジは「サイドブレーキが甘かったりかけ忘れた時のための保険」です。
これ、MT車ならPレンジがないから、ギアを1速ローかリバース(バック)にシフトしておいて、エンジンの抵抗を利用してますよね。
ATはこの手が使えないからPレンジが後から追加されたんです。
で、平たんな箇所なら、機構的に「どっちが先でも変わらない」です。
問題は傾斜地で駐車するときです。
仮に傾斜地でPレンジに入れ、サイドブレーキ使わずにフットブレーキを緩めると、車が「カクン」と動いて止まりますよね。これはPレンジのロックに爪がハマり込むことに寄るのですが、このままだと、その爪に「車が動き出そうとする力がかかりっぱなしになる」んです。
で、その状態で戻ってきて走りだそうとシフトレバーをPレンジから動かすときには「ゴリッ」って嫌な感触になります。ハマり込んでる・車が動き出す力で押さえられてる爪を無理やり引っ張り出す形になるからね。
それを防止するのなら、先にサイドブレーキです。
厳密に言うなら・・・
1.ブレーキ踏んで停車
2.サイドブレーキをかける
3.一旦Nにしてフットブレーキ離す
(この時、車がわずかに動く)
4.改めてシフトレバーをNからPに
こうすると、車が動き出す力はサイドブレーキで止めることになり、Pレンジの爪にはかかりません。また「3.」で、サイドブレーキで確かに停車してることの確認ができる」ことにもなりますね。
ま、どこか急坂でちょっと試してみてはいかが?
なお私は「坂の街」と呼ばれる地域で免許取りましたし、急傾斜の駐車場も日常茶飯事だったので、「Pレンジに力がかかってゴリッ」には少々敏感です。あれは好きじゃないです。
まぁ1度や2度「ゴリッ」とやったところで、摩耗が進んで壊れたりはしませんがね。
ページ:
[1]