刑事処分と行政処分の違いです。刑事処分:過去の行為に対する制裁として行われる
刑事処分と行政処分の違いです。刑事処分:
過去の行為に対する制裁として行われる処分
行政処分:
将来における道路交通上の危険を防止する処分
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不起訴処分になると、行政処分(点数)も自動的に反映されますか? 違いますね。
刑事処分は個々の違反事件に対する、司法組織による個別の処分です。警察から検察に送検され、起訴されて裁判になり、罰金・科料あるいは懲役の刑事罰が科されます。
行政処分は過去の違反行為に対する、行政組織による包括的な処分です。違反行為に応じた違反点数が規定されていて、一定のルールに基づき累積した合計点数により、停止や取消などの処分が決まります。
どちらも将来は関係ありません。過去の行為に対する処分です。
刑事処分に関係なく、つまり、不起訴あるいは起訴猶予となるか、もしくは裁判で無罪判決が出るかに関係なく、警察から検察に送検された時点で、違反記録が計上され、行政処分の対象になります。刑事処分を免れたからと言って、自動的に行政処分が撤回されることはありません。行政処分の撤回を求める場合は、行政訴訟の提起が必要です。 刑事処分は、検察によって起訴され裁判所により判決が下される法的処分。
行政処分は、検察によって定められた内容による処分が下される法的処分。
になります。
起訴・不起訴は関係無く、違反した事実が検察によって認められれば行政処分は下されます。
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