「上り坂の頂上付近は追い越し禁止場所であるが、自転車が徐行しながら
「上り坂の頂上付近は追い越し禁止場所であるが、自転車が徐行しながら通行しているときは、追い越しをしてもかまわない」という問題の回答が~だったのですが
この回答、かりに×だっとしても正解じゃないですか?
解説で自転車は徐行をしていなくても追い越してかまわないからとか書けそうじゃないですか? この問題は法30条を理解しているかどうかを問うものですね。追越し禁止の対象に自転車は入りませんから、マルが正解です。
「この回答、かりに×だっとしても正解じゃないですか?」
問題文を深読みすればそうかも知れませんね。でも、この設問にバツと回答するのは、自転車を追い越してはいけない、と言う意味になりますから、さすがに点は貰えませんよ。いくら本人が「徐行の有無には関係ないから、問題文は間違っている」と判断しても、出題者はそんなことを考慮してはくれないでしょう。
運転免許の学科試験は、日本語の能力検定ではありませんので、深読みはするだけ損です。単純に解釈し、法規と愚直に照合して、正誤を判断するのがベストです。
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道路交通法 第30条 (追越しを禁止する場所)
車両は、道路標識等により追越しが禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、他の車両(特定小型原動機付自転車等を除く。)を追い越すため、進路を変更し、又は前車の側方を通過してはならない。
一 道路の曲がり角付近、上り坂の頂上付近又は勾配の急な下り坂
(略)
- - - 答えが分かっているのであれば、自動車教習所で出た問題と推測します。先生に「納得のいく説明を」と質問してみてはいかがでしょうか。 ①自転車が徐行して追越しは ◯
②自転車が徐行してなくて追越しは ◯
両方◯です。
現実的には、上り坂の頂上付近は見通しが悪いので追越しは控えた方がいいですね。
つまり、②は危険だからやめた方がいいと思う人もいるでしょう。
そのように考えると②は✕と答える人がいますから、それを避けるために出題者は徐行の一言を入れたんでしょう。
回答としては、この追越しの行動が良いのか、ダメなのかを考えて回答すれば良いと思います。 徐行非徐行を問わず、自転車に対しては上り坂の頂上付近の追い越しが禁止されていませんので、正解は~です。×は不正解です。
もしかしたら「問題文に"徐行"って書いてあるから、つまり問題文は"徐行してない自転車に対しては追い越し禁止"を意味している」と誤解されてるのかもしれませんが、それは日本語として間違っています。
あくまでこの問題文は「徐行している自転車に対して追い越し禁止か否か?」を問うてるだけで、「徐行してない自転車」や「徐行してる一般車両」は関係ありません。 確かにそうですね。
「徐行」という、余計な一言が回答を曖昧にしてしまっています。
これ、実際に出題された過去問ですか?
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