パスワード再発行
 立即注册
検索

さらに大型化するBMW 3シリーズは定石通り走りと質感を高めてきた

2018-12-26 07:00| post: biteme| view: 349| コメント: 0|著者: 文:清水 和夫/写真:BMWジャパン

摘要: 変わらないように見えて大型化したボディ 2018年のパリモーターショーで正式にデビューした7代目「BMW 3シリーズ」の国際試乗会がポルトガルの南に位置するリゾート地・ファローで開催された。3シリーズはBMW社の大 ...

さらに大型化するBMW 3シリーズは定石通り走りと質感を高めてきた

変わらないように見えて大型化したボディ

2018年のパリモーターショーで正式にデビューした7代目「BMW 3シリーズ」の国際試乗会がポルトガルの南に位置するリゾート地・ファローで開催された。3シリーズはBMW社の大黒柱であり、世界のミドルクラスセダンに与えた影響は計り知れない。

開発コード「G20」となる新型3シリーズのボディサイズは全長4709×全幅1827×全高1442mmで、従来モデルと比べると76mm長く、16mmワイドになった。ホイールベース(2851mm)も41mmも伸びている。

大きなデザイン変更はないように見えるが、新旧3シリーズを直接比べると違いは明確だ。8シリーズやZ4と共通性があるエクステリアデザインは、精悍さを増したキドニーグリルとLEDヘッドランプや、フロントバンパー下部のT型シェイプのエアインテークが特徴。530m先まで照射できるオプションのレーザーライトも興味深い。

インテリアデザインはセンターコンソールがドライバー側にオフセットした伝統的ドライバーズカーのものだ。スイッチだらけでやる気を無くすモデルが多いなかで、スッキリとわかりやすく機能が集約されているのは好印象。ユーザーインターフェースは「BMWオペレーティングシステム7.0」が採用され、ライバルのように「Hey、BMW!」と話かけることも可能になった。

運動性能の素性をボディやシャシーから磨いた

走りに大きく影響するトレッドもフロントが43mm、リアが21mmそれぞれワイド化した。さらに重心点は10mm低くなっている。クルマを正面から見たときの左右のタイヤと重心点を結んで作る三角形がより平べったくなっているので、ロール剛性は高まっている。つまりバネやスタビライザーを強化しなくても、同じロール安定性が得られるのだ。この基本シャシーのディメンジョンこそ、3シリーズの黄金比だ。

重量は搭載するパワートレーンで異なるが、ベースのプラットフォーム(シャシー)では最大で55kgも軽い。軽量素材の配置を工夫したことで低重心化を実現している。

車体のねじり剛性も50%向上。とくにタイヤからの力を受けるサブフレームとボディの結合部分、ストラットのトップとボディの結合部分の剛性を徹底的に高めたことがスッキリとした走りに効果的だったとエンジニアは述べている。

音と振動の対策も重要課題で、走行中の音をキャビンに侵入させないために、フロントのウインドスクリーンにはアコースティック・ガラスが標準で採用され、サイドガラスはオプションで設定されている(試乗車は装備)。

330iと330dは全域で走りの質感が高まる

パワーユニットはディーゼルエンジンとガソリンエンジンとプラグインハイブリッドが順次ラインアップされるが、今回試乗したパワーユニットは258psを絞り出す2.0Lガソリンエンジンの「330i」、最新の排ガス規制に対応する新ディーゼルの「330d」、サーキットでは374psと500Nmを発生する3.0L直6ターボを積む「M340i xDrive」をテストした。

相変わらずエンジンは気持ちがいい。330iは2.0Lターボとは思えないほど静かでスムーズだ。遮音性が高まっているので、もっと上級クラスのクルマに乗っているようなフィールである。サスの伸び側を規制する新開発のダンパーによってボディの上下動が減少し、荒れた路面でも快適性を損なうことなく、フラットライドが可能となった。サスは標準仕様に加えてよりスポーツな「Mスポーツサスペンション」も選択できるが、スタンダードのサスで十分だと思った。

個人的に気になったのは新開発のディーゼル「320d」だ。明らかにエンジン振動が少なくなり、ディーゼルとは思えない洗練された走りをみせる。乗り心地はより快適になり、ハイスピードではフラットライドが、ワインディングではコーナーリングを楽しむことができた。

安全運転支援システムについては、レーダークルーズのACCと車線維持のLKAS、歩行者と自転車を検知する自動ブレーキなどが標準装備となっている。高速道路でLKASを試してみたが、車線から逸脱しそうになるとステアリングの反力がズッシリと重くなり、車線の中に大きなワダチがあるような感覚だ。メルセデスはステアリングの反力を極力弱めているが、BMWはその逆の考えであった。自動化が進む中で、自分たちのブランドの掟として、どんな支援(あるいは自動化)が望ましいのか、BMWは一つの答えを出したと思った。

M340iはM2的なドリフトマシンじゃない

最後に、サーキットではLAショーでデビューしたM340i xDriveのパフォーマンスを試すことができた。374PS+500Nmの3.0L直6ツインターボエンジンとM5譲りの電子制御AWDによって大トルクを有効に路面に伝えるので、誰でも安心してコーナーを攻めることができる。ただし、コーナーをプッシュするとAWD特有のアンダーステアも感じるなど、M2のようにどこでもドリフトするようなヤンチャな走りではなかった。

3シリーズは大黒柱だけに、今後は色々なエンジンがラインアップされるだろう。パワートレーンの選択に悩めるのも、人気モデルならではの楽しい時間だ。

スペック例

【 330i 】
全長×全幅×全高=4709×1827×1442mm
ホイールベース=2851mm
駆動方式=FR
車両重量=1545kg
エンジン=2.0L 直列4気筒 DOHC直噴ターボ
最高出力=190kW(258ps)/5000-6500rpm
最大トルク=400Nm/1550-4400rpm
トランスミッション=8速AT
0-100km/h加速=5.8秒
最高速度=250km/h
使用燃料=プレミアム
サスペンション=前:ダブルジョイントストラット
        後:マルチリンク
タイヤサイズ=前後:225/50R17
※欧州参考値


さようなら

なるほど

共感した

ありがとう

相关分类

Archiver|携带版|BiteMe バイトミー

GMT+9, 2025-2-27 11:26 , Processed in 0.061603 second(s), 17 queries .

Powered by Discuz! X3.5

© 2001-2025 BiteMe.jp .

返回顶部