免許取り消し処分で、一発試験を受けた友人が、どこが悪くて落とされるのか分から

免許取り消し処分で、一発試験を受けた友人が、どこが悪くて落とされるのか分からない、運転は完ぺきなはず。と言っています。教習所と結託してるとか、何か理由があるのでしょうか?

まさに、『慢心』でしょうね。
たとえば、
免許取得するときに、教習所ではやり過ぎと思えるほど安全確認をしたでしょ？それを略しただけでも失格ですよ。

運転が完璧なはずと言うのが勘違い
試験に受かる運転が出来ていないだけです

＞教習所と結託してるとか、何か理由があるのでしょうか?
ありません。
試験場での技能試験は、あくまでも道交法に則った運転をしなければなりません。
普段の運転と同じように試験を受けていたとすれば、ほぼ１００％不合格になります。
仮免か本免かの記載がありませんが、仮免許と仮定します。
一般的には仮免許の方が厳格に採点される傾向にあるようです。

＞運転は完ぺきなはず。
一例として。
発進の手順は完璧ですか？
以下の要領で実行していますか？
1. ドアを開け、車内に入る。（その前に車体の前後を確認すれば尚いい）
2. 着席後、座席の調節（前後、場合により上下も）をする。
3. ルームミラーを調整する。
4. シートベルトを装着する。
5. 右足でブレーキ（加えてMTは左足でクラッチも）をいっぱいに踏み、MTならばギヤをN（ニュートラル）にし、ATならばシフトレバーをチェックする。
6. 5の状態でエンジンを始動する。
7. 5の状態でパーキングブレーキを解除し、MTならば１速、ATならばD（ドライブ）レンジに入れる。
8. 発進の合図（右ウインカー）を出す。
9. 安全確認（左サイドミラー、左側面目視、ルームミラーで後部確認、右サイドミラー、右側面目視）を行い、発進する。
もし、以上の項目が手順通りにできていれば、発進の手順に関しては「運転は完ぺきなはず」です。
ですが、できなくても問題ありません。
大半のドライバーができないでしょうから・・・
他の項目も説明できますが、ここでは割愛します。
公安委員会の技能試験（一発試験）が、指定教習所の技能検定に比べて格段に難しいことは事実です。
指定教習所の元検定員で現在は非公認（届出）教習所の指導員をしている教官がそのように話していました。
技能試験を受ける前に非公認（届出）教習所で練習することをお勧めします。
現在、普通免許（今でいう8t限定中型）のほか普通二種・大型一種・大型二種を所有してますが、全て試験場の一発免許で取得しました。
アルバイトですが、１年程度届出教習所で一発試験に関わってきました。私が担当した生徒で合格しなかった人はいませんでしたよ。
まずは頭（理屈）で試験の基本を暗記・理解し、その後体で習得する順序でやれば、合格は可能です。
試験で行う項目は運転の基本となる部分です。
ご友人も含めて免許取得後も、安全運転でがんばってください。

>運転は完ぺきなはず
>教習所と結託してるとか
そういう、「俺は悪くない」「誰かが落そうと企んでいる」という発想。
運転にも、「俺が先だ」「俺は悪くないのに」という身勝手な姿勢がにじみ出ていて、肝心の何かを見落としているのだと思います。

普通の人が一発で一種を取る場合、審査基準のチェックが100とします。
一種を持った普通の人が2種(タクシー等)を取る場合、審査基準のチェックが200とします。
取り消し処分で無くした人は、普通の審査基準のチェックでも取り消しになった人。
同じ審査基準では再度取り消し処分の可能性が出ます。
免許を発行する側は、事故や違反を出さない人を世に送り出す為に審査するので、当然チェック項目は増えます。
それが前歴付きの意味
前科持ちなら100の審査基準では無い為、100項目を100%完璧でも当り前に落ちます

理由は単純です。
「運転が元来下手か、人の言う事に耳を貸さない・言われた事を理解する能力が無い」。
試験終わりには必ず試験官との語らいタイムがあります。
この時は後席の同乗者は降ろされ、車内に二人きり。
そこで語られる「落ちた理由」を聞き逃しているか、理解する頭が無いか。
ほんの１分間程度ですから落ちた理由の全てが語られるとは限りませんが、最大の原因には言及される。
そこを次回までに修正していけば、今度は別の原因が指摘される…………こうして原因を潰していけば何時かは原因が無くなる→合格できる訳です。
もう１つ、語らいタイムの後で車を降りる訳ですが、この降りる時の作法も減点の対象です。
後方確認も無しにガバッとドアを全開にするようでは合格はおぼつかない。