自動車学校の仮免許学科試験で - 「通学路の標識があるところは、近くに学

自動車学校の仮免許学科試験で
「通学路の標識があるところは、近くに学校、幼稚園、保育園があるので注意して通行しなければならない。」
という問題があります。
私は、「注意して通行しなければならない」だけでなく、「徐行して通行しなければならない」と思って、文章が不十分だと思い、xにしました。
しかし問題の答えは丸です。
注意して通行＝徐行して通行という意味なんですか？
他にも、「駐車車両の側方を通行するときは、車のかげからこどもの飛び出しなどを予測して、速度を落とすなど注意しながら走行した方がよい。」
という問題があります。
私は一時停止しなければならないと思ってxにしましたが、答えは丸でした。
横断歩道で止まっている車がある時は注意して徐行して通過する。は答えはバツなのに、なぜ駐車車両は一時停止しなくてもいいんですか？
このようなややこしい問題に引っかからない様にするにはどうすればいいですか。
大変苦戦しています。よろしくお願いします。

「通学路の標識があるところは、近くに学校、幼稚園、保育園があるので注意して通行しなければならない。」は当然のことで、逆に徐行義務があると言う意味ではありません。
たとえば制限速度が30キロならそれを守ったうえで、通常以上に注意して通行しなければなりません。
しかし「徐行」とはおおむね10キロ以内を言いますから、そこまでの義務はありません。
「駐車車両の側方を通行するときは、車のかげからこどもの飛び出しなどを予測して、速度を落とすなど注意しながら走行した方がよい。」も同様で、駐車車両があるたびに一時停止する義務はありません。
いずれの場合も、一律に徐行や一時停止を求めるのは、安全という意味では最上でも、逆に交通の円滑を害してしまいます。
そこで、その場合は逆に歩行者が車両の直前直後を横断することを禁止しています。子供の場合は保護者がそのような横断をさせない保護監督義務があります。ただし、それでも違反はあり得るので、車の側もできる限り注意しなければなりません。いわゆるベストエフォートが求められます。
しかし、横断歩道の直前に駐車車両がある場合は、歩行者はいつ横断歩道を渡っても良いので、車には一時停止義務があります。
このように、交通法規は安全と円滑のバランス、双方の注意義務のバランスによってなり立っているものですから、一方だけに100％の安全保証を求めるものではありません。もちろん、走行すること自体に危険性がある車両側に圧倒的に大きな義務があるのは当然ですが、100％絶対ではないということです。

考えすぎで失敗するケースですね。「通学路」は警戒標識の補助標識の一つで、警戒標識のある所では注意して通行する必要がありますが、徐行することは法規では求められていません。なので〇です。質問者さんは「注意して通行」＝「徐行して通行」と間違った解釈をしています。注意のために徐行するのは良い事ですが、法規で「徐行」と求められていない限り、徐行する義務はないのです。
後者の駐車車両の問題も同様ですね。法規は一時停止しろとは言っていません。横断歩道で止まっている～の場合は法規で一時停止しろと決まっています。
常識の「こうしたほうがいい」と言う判断を、法規を問う「～してもよい/できない」「～しなくてはならない」の問題で考慮するのは、間違いの元です。運転免許試験の問題の出し方もあまり適切ではないとは思いますが、まずは「法規を問う問題か、常識を問う問題か」を判断した上で、前者なら法規の規定だけで判断し、後者なら法規に反していないか、反していないなら常識ではどうかを判断する、と言う考え方が必要だと思いますよ。