警察庁が二種免許の年齢制限を引き下げる方針との報道がありました。

警察庁が二種免許の年齢制限を引き下げる方針との報道がありました。
そこで質問です。
去年3月、一種免許に 「 準中型 」 って出来ましたよね。
この 「 準中型 」 という免許は中型免許の取得可能年齢の下限が満20歳であることに運送業界が難色を示したから出来た免許ですよね。
二種免許は、ただ単に年齢制限だけ改正する方針のようです。
それなら一種免許の中型は年齢制限や運転経験年数の上限などを改正すれば良いだけのことではないですか?
なぜ二種免許は年齢制限の改正だけで済むのに、一種免許は中型の年齢加減・運転経験年数の改正だけで済ませることが出来ず 「 準中型 」 なんて中途半端な免許種別を新設しなければならなかったのでしょう?
中型と準中型を合併し、満18歳から取得可能な新制の 「 中型 」 に改正すれば良いと思いませんか?
その方が解かり易いし、合理的だと思いますが。

役人は能無しの役立たずって事なんですよ。

あのねー二種と一種の大きな違いってなんだか知らないままの質問者さんですか？

準中型ができた理由については、中型ができた経緯によるものです。
中型を作った理由は、簡単に言えば普通自動車である程度大きな自動車を運転させたく無いと言う理由です。（経験の浅い運転手による事故が多かったため）
普通自動車免許証で２ｔトラックまで乗れればよいと言う理由で、ああ言う縛りにしたのですが、２ｔトラックでも箱付きやパワーゲート付き等は総重量５ｔを超えて普通自動車免許証では乗れない（無免許運転）になると言うトラブルが多発。箱付２ｔを１８歳が運転できないため、運輸業界から突き上げを喰らい、後はあなたの知るとおりとなった訳です。
つまり、経験の浅い（若い）運転手に中型を運転させないように設けた中型免許の取れる年齢を下げる事はそもそも論としてありえない訳なのです。
簡単に言えば、中型を作る時の線引きを間違えたから準中型ができたのです。

二種には、一種の「セダンで免許を取って4tトラックを乗り回す」ことを回避するための中型自動車免許の創設、と言う経緯がありませんでしたからね。同じ「人手不足の解消」が目的でも、貨物車とは状況が違います。
それに、別に警察庁が引き下げたい訳ではありません。トラックの時と同様、業界からの要望を受けて「検討を始める」と言っただけの話です。免許取り立ての人間が運転するタクシーやバスに乗りたいか、と言う反対意見も根強いでしょうしね。それなのに、二種の緩和を前提として一種の制度を批判するのは、先走り過ぎですよ。

まだ答申しただけだよ
これで本決まりではない
業界要望のプラン