スズキフロンクスの展示が始まりましたが、あまり良い反響がないように思

スズキ フロンクスの展示が始まりましたが、あまり良い反響がないように思います。
確かに新型車なので見物客はたくさんいましたが、燃費の悪さや室内の狭さ、上質そうにみせてレザーシートが本革でない等の内装の質感を懸念する声が多いようです。
そして乗り出しで300万は超えるであろうこの価格です。この車でトヨタ YOYOTAやホンダ Hondaのユーザーは獲得できず、またスズキからの乗り換えの顧客もどれだけいるのだろうかと疑問に思います。スズキがターゲットとする客層が分かりません。
スズキとしては異例ともいえるフロンクスの広告展開ですが、果たしてどれほど売れると思いますか？

「右に習え」「皆と同じが安心」な方は
トヨタを買えばいいと思います。
ライバルは、ヤリスクロスで言えばガソリン車です。
それでも、フロンクスの方がお求めやすく
モノグレードですからFFなら乗り出し270ほどでしょう。4WDで290。
(こんなに安いのに本体値引きは10いけるようです。)
合皮なのはヤリスクロスも同じです。
質感はフロンクスの方が圧倒的に上質(今のトヨタはRAV4辺りまで同じ質感)です。
ヤリスクロスは後部座席が圧倒的に狭く、フロンクスの比ではありません。
ヤリスクロスは主に二人乗車向けでしょう。
ヤリスクロスは車重も1120kg超
フロンクスは1070kg
ヤリスクロスは安価なCVTなのに対してフロンクスは6ATをおごります。
実燃費はカタログスペックから推察すると似たようなものでしょう。
ヤリスクロスが圧倒的に優れているのは、やはり電子制御4WDかなと。
フロンクス買うなら他車のハイブリッド買うと言っている人がいますが
それはおかしい。
比較はガソリン車であるべきです。
その差額20万円を先払いするのが嫌な人はガソリン車を選ぶわけですから。

私はスズキ党でもトヨタ党でも、どこ党でもないですけれど。
すごく面白くなってきたとは思います。
今のホンダは、めちゃめちゃつまらない会社になり下がったので
WR-Vはただ持ってきただけ。
ADASの性能も3世代くらい前のもので、360度モニターもシートヒーターありません。
WR-Vが買っているのは車体の大きさ(広さ)だけです。
ホンダは今でこそ少しだけ4WDに興味を持ち始めていますが、ずっと4WD(降雪地ユーザー)を軽視してきた会社です。
なのに、あの武骨っぽくしたデザインには必然性を感じません。
実際FFしかありませんし。

別に他社をこけ下して、フロンクスが1番とは思っていませんが
あのスズキがここまでしたということには、少し喜びすら感じます。
(販売力がないので)販売はうまくいかないかもしれませんし
WR-Vやヤリスクロスに販売では及ばないでしょう。
そこは逆輸入車ですから、爆発的に売れたとしてもそんなには持ってこれないので。
ヤリスクロスを買う人って、まずスズキのディーラーにもいかないでしょう。
私は中立的に見て、ルーミーより圧倒的にソリオが良いと思っていますが
実際の販売台数はその逆です。
世の中ってそんなものでしょう。
フロンクスもWR-Vも
他人の評価軸なんか気にせずに
響いた人はどんどん買えばいいと思います。
ただし、何度も見に行って何度も何度も納得するまで試乗はするべきです。
(ここではエクステリアデザインだけで車の候補を選ぶ人が多いので)
都内にいる限りは、ヤリスクロスのレンタカーであふれかえっています。
それと同じなのは嫌だっていう人も中に入るでしょうし
Bセグから選ぼうとしている人にとって
候補が多い方が車選びも楽しくないですか？
なんか燃費が全てみたいな人も多いですけど、素のヤリスもヤリスクロスも
運転しても特段楽しくないですよ。
同じクラスなら、素イフトやMAZDA2の方が運転していて楽しいものです。
なので私は今から試乗が楽しみですよ。

スズキのいい所は安さと軽さ。軽さはいいとして、値段がねー。
ライズより安く買えなきゃダメだね。
スズキファンとしても今回のは残念。

6AT、NAエンジンを採用していることからマツダと競合するつもりなんでしょう。しかしマツダはストロングHVが無いことから他社に出遅れディーゼルで勝負してます。
スズキもエスクードにストロングHVを載せましたがやはり価格が高く思ったより燃費はいいわけではなくあまり売れませんでした。
フロンクスはエスクードの後継を担うモデルとなるそうですが、高級路線という割には4WDシステムはビスカス式。ALLGRIPは付かない。1.5NAではエスクードの後継にはならないでしょう。

近年勢いを無くしつつあるマツダから離れる客を狙ってるような気がしますね。
内装の雰囲気、狭い荷室、あえての6ATなどマツダ車に寄せてる部分がありますし。
売却価格を気にする人はトヨタ車に流れてしまうでしょうから、ライズほどの販売台数には伸びないでしょうね。

ロッキーやヤリスクロスとの競合ならまだしも、価格的にヴェゼルやカローラクロスが視野に入ってきますし見向きもされないでしょう。
サイズ的に小型車しか買えない人かスズキ関係者くらいしか買わないのでは。

やっぱりライバルはロッキー/ライズでしょう。こいつは短い全長をおぎなうために天井高を確保してシートレイアウトを合理化、結果リアの余裕をなんとか確保したことでミニマムファミリーカーとしても使われています。そして5ナンバー枠に納まる幅も魅力になる
SUVとしてみても四駆制御に結構ひねりが効いていて、更にオフロード制御も悪くない。四駆とセットの1Lターボはトルクバンドが広い。隙が無いと思いますよ。最上級グレードの四駆が233万円
ヤリスクロスも当然強敵です。ハイブリッドの燃費が素晴らしいし、ガソリン四駆の走破性も侮れない
ハイブリッドFFの中間グレードが252万円、ガソリン四駆が238万円
国内ではフロンクスに競争力は期待できないでしょう
C-HRと同じニオイがします。飛びつく人が買ったら息切れでは？
C-HRはハイブリッドの燃費とトヨタブランドの信頼感があっただけ販売上は有利でしたが、それでも最後は空気でした
スズキユーザーの大半は、便利で、手ごろなサイズで、手ごろな価格のクルマを探して選んでます。スイスポだって結局そう。絶対的なファンがいるのはジムニー系くらいでしょうか。フロンクスはサイズからは低価格とは言い難く、ジムニー同様のマニアが呼べる気もしない
ちなみに私は、ほとんどの乗用車はトーションビームが最適解だと思っています。たんに国内メーカーのツメが甘いだけ。SUVの場合は変な角度から変な力がかかる可能性があるし、重いクルマは横剛性が心配になってくるので、もろ手を挙げて賛成はしませんが
でも息子のエスクードを運転しているとあれで良いとは思いましたね
いっそリジッドアクスルにしろとは思いましたが笑
エスクードは良心的なコンパクトクロスオーバーSUVでした
これの実質的な後継がフロンクスなのが残念です
フロンクスのネット上の賛美記事では｢コンパクトなサイズながらホイールベースを長く取って居住性を確保した｣とあります。でもロッキー/ライズやヤリスクロスより短い。いや、短くてもシートレイアウトで広く取れるんですよ。でもその場合は高さが必要です。どういう魔術で成立させたのか楽しみではあります