自動車の合宿免許が安いのは何故ですか？普通に教習所いくと30

自動車の合宿免許が安いのは何故ですか？普通に教習所いくと30万くらいするのに宿泊や食事込で20万しないのは不思議です。教習所は何にお金かかってるんですか？

合宿は薄利多売。安い値段で教習の回転を早くして生徒が入れ替わるサイクルを多くして多くの人を受け入れる事で利益
を得る。
ただし詰め込み教習になるので生徒が教習についていくのも大変になる。
教習所はマイペースで合宿よりも長い期間かけて卒業させるので単価を上げないと利益が出ない。

合宿コースが安いのは閑散期だけで、繁忙期は都会と大差ない金額になります。
閑散期に安くするのは、旅行パッケージと同じです。設備も従業員も、客が居ない間に放置する訳にはいきません。売り上げが期待できない時期だからと言って、教習所を休むわけにはいきません。割引販売をしてでも売り上げを確保して、赤字の拡大を防ぐ必要があります。
そうやって、通年で黒字を確保し、ビジネスとして成立させるんですよ。20万円を切るような時期の合宿コースはたいてい赤字ですが、それでもやったほうが売り上げになるだけマシってことです。

教習所のお得意さんは高校生や大学その他の学生で、特に集中する時期が12～3月と7～9月。4～6月や10～11月は閑散期です。繁忙期は稼ぎ時なのでそれに併せて職員も雇用しますが、常雇いの職員もある程度は必要で閑散期は職員を遊ばせておくよりはディスカウントで教習生を呼び込んだ方がプラスになります。そして合宿ですと教習生のスケジュールはあらかじめ決まっており職員割り当ての管理も容易で職員の回転率を上げられるのが安く出来る理由です。宿泊施設を自前で持たず別業者と提携している場合も同様で、観光シーズン以外はディスカウントで客を呼び込んだ方がプラスなのです。
また、僻地の教習所は合宿免許をメインにしないと教習生が少なく経営が成り立たないという事情もあります。

合宿免許は期間内ギッチリ詰め込んで最短期間で人数をこなすので、半年かけてぶらぶら通われるより1日あたりの売り上げとしては高いです。
試験に落ちるなどイレギュラーで何日か伸びる人もいますが、ほとんどはスケジュール通りにこなしていくので教官の仕事管理もしやすく、暇な教官も出にくいというメリットがあります。

合宿をやるところは辺鄙な場所で土地代が安い。人件費も都市部に比べて安いことが多い。
詰め込みで予定を立てるので、指導員に空き時間が発生せず人件費の無駄が避けられる。
といった辺の事情でしょうか