なぜ免許更新時に技能試験が無いのでしょうか？視力検査をして話を聞

なぜ免許更新時に技能試験が無いのでしょうか？
視力検査をして話を聞くだけでは意味が無いと思います。

高齢になれば技能も知能も検査します。若い人までそんなことしたら、経費が掛かってしょうがないということですよ。

端的に言えば「その能力が無いから」です。運転免許が一般化する前、60年か70年ほど前にそうしておけば、何とかなったかも知れませんが…。
現在の運転免許所持者は 8,200万人、日本国民のおよそ7割もの膨大な数です。3～5年毎の更新でも、毎年 1,500万人もが手続きをしています。しかし、現在の運転免許試験場は、毎年250～300万件程度の試験を実施するので精一杯の能力しかありません。とてもその6倍もの更新手続きで「技能検査」をすることなどできません。
それに、仮に人員や施設を6倍にすれば更新時の技能検査ができるとしても、どの都道府県にもそんな財政的な余力はないでしょう。世の中はカネで動くのです。いくら理想を説くこうとも、納税者が増税を認めないなら、増員も拡充もできません。現在の更新手数料を6倍にして都道府県の歳入を確保する、などと言う「暴挙」を唱える政治家が出たら、選挙でコテンパンに負けるでしょう。

運転免許に限らず、どんな資格も一度受かったら試験はないが、違反をして加点が増えたら取り消しはあるし、罰金もあるわけで、警察も常に目を光らせてまめに取り締まりをやってるし、ここまで厳しく管理されてるのは自動車免許だけ。

本来、一度免許を与えた者が年月の経過のみで(技術が多少衰えたとしても)運転適性までもが失われることはないと考えられているから。

技能試験を行うのが不可能だから