自動車教習の学科の質問です。初心者期間内に上位免許を取得した場合、以前

自動車教習の学科の質問です。
初心者期間内に上位免許を取得した場合、以前の免許の初心者期間は無くなる。というのがよく分かりません。
原付免許の初心者期間が明日で終わる時に、普通免許を取得した場合、原付の初心者期間はまた1年間になるのですか？補足違反を起こした時に上位の免許ををとったら色々なくなるのは理解出来たのですが、では普通自動車の初心者期間中にその上位の準中型自動車の免許を取得した場合には普通自動車に初心者マークは付けなくていいのですか？

初心者期間は「種類別」に設定されます。よって本来は…
2022年3月11日に原付免許を取得 → 2023年3月11日24時まで「原付の」初心者期間。
2023年3月10日に普通自動車免許を取得 → 2024年3月10日24時まで「普通自動車の」初心者期間。
…になるべきなのですが、普通自動車は原付の「上位免許」なので、上位にあたる普通自動車免許を取得した2023年3月10日の時点で、下位の原付免許の初心者期間が1日残っていたものがなくなり、「原付の初心者期間が無事に終了する」運用が取られています。
この「無事に」と言うのは、初心者講習を受けなかったり、あるいは受けた後に違反を追加して、初心運転者期間が過ぎた後に再試験が予定されているような場合でも、再試験に呼ばれることなく終了することを意味します。そのため、再試験に呼ばれそうな時に、上位免許を受験してチャラにしよう、と考える人は相応に居るようですね。
初心運転者制度の適用対象は、原付、普通自動車、準中型自動車、普通自動二輪、大型自動二輪の5種類です。そして、それらには「原付＜普通自動車＜準中型自動車」および「原付＜普通自動二輪＜大型自動二輪」の上下関係があります。よって、本来は最大5つまで初心者期間が併存するものが、実際には二輪と四輪の最大2つしか併存しないことになります。

初心運転者期間が定められている区分は、準中型、普通一種、大型二輪、普通二輪、原付です。
初心運転者期間には通常以外に固有の罰則がありますが、一番面倒なのが再試験でしょう。
再試験に落ちると"その区分のみ"ですが免許が取り消される。
そんな初心運転者期間ですが、上位免許を取得した場合、下位区分の初心運転者期間は終了し、上位免許区分の初心運転者期間の一年間が始まります。
例えば
普通一種取得。やったね。
普通一種取得後、次々に"普通一種区分で違反を重ね"、数ヵ月後(普通一種取得一年経過後)に再試験が決定してしまいました。
ですが、再試験前に準中型を取得した。
これで普通一種の初心運転者期間は終了しましたから、普通一種区分の再試験を回避する事に成功しました。
準中型区分の初心運転者期間ではありますが、準中型区分の車両を運転する機会も無いので、準中型の初心運転者期間は恙無く過ごすことができそうです。
ただし、再試験になるくらい違反を重ねたのですから免停等の通常の罰則の対象にもなっているでしょう。
そちらは区分毎ではなく運転免許証その物に効力がありますから、上位免許取得では回避できません。

原付免許の初心者期間があと3か月で終わる時に、普通免許を取得した場合、原付免許の初心者期間は終わって、普通免許の初心者期間が、普通免許を取得した日から１年になります。