免許をとるのに分割払いにしたら、一括払いより高くつくのでしょうか？

免許をとるのに分割払いにしたら、一括払いより高くつくのでしょうか？

ローンは金利が～、と言う回答が並んでいますが、金利ゼロなら現金一括と同額で済むかと言うと、そんなことは無いんですよ。消費者金融会社は金利を得る商売ですから、金利をゼロにしたのでは「貸し出す」意味がありません。この場合、本来は金利で入るはずの利益を、ローン契約者ではなくサービス提供事業者(免許の場合は教習所)から、紹介料やキックバックなどの形で得るので、教習所はそれで損をしないように、最初から教習生とは「水増し」した金額で契約をします。
もちろん、現金一括と金利ゼロのローンとで支払額が違う、と言うのは後々問題になるので、表向きは同額で提示しますが、現金一括の客だけに適用される割引プランを用意したり、あるいはお得なプランは現金一括客しか利用できないような制限をかけ、実質的に現金一括客のほうを安くします。
ローン会社を利用しない「随時払い」も同じです。一括なら一度の収受で済むものが、随時払いでは教習生との間に何度も出納事務が発生しますし、預り金の残高の管理もしないといけません。こういう事務コストもタダではないので、その分はきちんと利益を確保しないと、教習所はやっていけません。よって、随時払いに適用されるのは規定の正規料金だけ、一括払いに適用される割引プランは随時払いには無い、などの差別化をします。
クレジットカードなどで支払う場合も同じです。クレジットカードや電子マネー決済では、決済事業者が取引額の5%程度の「手数料」を徴収しますが、それは客からではなく、サービス提供事業者から取るんです。例えば、30万円の売り上げをカードで決済すると、事業者には95%の28万5千円しか入金されず、差額の1万5千円はカード会社の収入になります。よって、教習所はそれでも損をしないように、その分だけ高い価格を提示した上で、現金客だけ優遇するような措置を取るんです。
結局、最終的には利用者が負担をする構造になっているんです。分割払いやカード決済など「利便性が高い」支払いをすれば、その分だけ高い買い物をさせられる、と言うことは理解しておきましょう。ポイントがつく、などの甘言に騙されてはいけません。そのポイント分も、結局は利用者が支払わされているんですからね。

利息も分高くなります。
その代わりにお金が貯まるまで待たなくていい。

ローン会社でローンを組めば金利が付くのでそうなりますが、やり方によっては金利が付かなくて済む方法もあります。
教習を受ける際に1時限ごとに教習チケットを購入する必要があるのですが、毎回、教習を受ける毎に購入してると面倒なので、1段階なら1段階だけをまとめ買いします。
そして1段階が終わって修了検定を受けるようになったら修了検定の受検料を払います。
修了検定も合格して2段階に進んだら、また2段階だけをまとめ買いします。
そして2段階も終わったら、卒業検定の受検料を払います。
こういうやり方ならローン会社を通してるわけではないので結果的には分割払いですが金利は掛かりません。
私は数年前に大型自動車免許と大型自動二輪免許を取得しましたが、そういうやり方を取りました。

それはローンなのか、直接教習所へ払う方式なのかで違う。
もちろんローンでは、あなたのかわりにローン会社が教習所へ一括払いをしてくれていて、その代わりにあなたがローン会社へ返済していく際にはローン会社の利益も払わないといけません。
それ以外では、技能や検定などのタイミングで料金を支払う事が出来る教習所もあり、分割手数料を取らないところもあります。
その場合、卒業までには全額支払う必要があります。
一言に分割払いと言っても様々なパターンがあり、メリット・デメリットがあります。

分割払いは基本的には金利がつき利息を払うことになります。

ローンを組んだら金利の支払いがあるもの｡
たまには無金利なんてのもあるけれど教習所であるかは知らない。