方法は2通りあるようです・・・
と言うのは誤りです。
サイドブレーキ直下の・・・は、パーキングブレーキの引きしろの調整で、
ドラムカバーを取り外し、扇形のギア・・・は、ブレーキシューとドラムの隙間の調整で、目的が違いますし、どちらもブレーキの整備の時には必要な作業です。
自動車の整備は、基本的にはその車種の修理書(整備書)に従って行わなければなりません。
S321Vのリヤブレーキの調整機構にはカム式を用いています。
S321V(2015,3~2015,11)の修理書では、
1. プレートS/A,ブレーキ バッキング,リヤRH/LHのシュー アジャスティング ホールからマイナス ドライバなどでラッチ,オートマチック アジャストRH/LHを回転させ、レバーS/A,オートマチック アジャストRH/LHとの噛み合いを離し、リーディング側とトレーリング側のシューAy,ブレーキ,No.3 を一杯に縮めた状態でドラムを取り付ける。
2. ペダルS/A,ブレーキを数回踏み、ライニング,ブレーキ シューすき間のアジャスタ機構を作動させてライニング,ブレーキ シューのすき間を調整する。
3. パーキング ブレーキの引き代の点検・調整
と言う手順になっています。
3.のパーキングブレーキの調整では、
1. ブレーキ ペダルを数回踏み込む。
2. パーキング ブレーキ レバー カバーを取り外す。
(E2.2-1 項(E2-8 ページ) 参照)
3. アジャスティング ナットを回し、基準値になるよう調整する。
基準: 6~10 ノッチ(操作力 196N {20kgf})
4. リヤ ブレーキの引きずりがないことを点検する。
となっています。
パーキングブレーキの引きしろの調整は、からなすシューとドラムの隙間の調整が先です。 |