ヴァルトブルクとはどういう車だったんでしょうか？ - トラバン

ヴァルトブルクとはどういう車だったんでしょうか？

トラバントよりやや高級な東独の国営アイゼナハ工場(AWE)が製作した自動車
実はこのアイゼナハ市の国営アイゼナハ工場は戦前アイゼナハ車輌製作所があり
1889年から自動車製作開始、ブランド名はヴァルトブルク
アイゼナハ車輌製作所は当時ダイムラー、ベンツに次ぐドイツ第三の自動車メーカーとなっていた
戦後、アイゼナハ市はソ連占領下となり、ソ連に対する賠償目的に工場を修復し生産再開
暫くして東独に返還され、1950年東独初の自動車F9を生産
1956年にヴァルトブルク311生産開始
901cc3気筒2ストロークエンジン搭載37馬力
実はヴァルトブルク311は西ドイツ、イギリス、アメリカにも輸出され、イギリス輸出用に右ハンドル仕様も生産されている
また1956年アルゼンチンのIAME社がヴァルトブルク311のコピーをグラシエラの名で生産開始しています
1965年ヴァルトブルク311のマイナーチェンジのヴァルトブルク312生産開始
1966年フルチェンジしたヴァルトブルク353生産開始
993cc2ストローク3気筒エンジン搭載58馬力
FF(前輪駆動)
1973年のポーランドラリーで2位入賞したこともある
東欧諸国、フィンランドにも輸出