トヨタ車には、ファンカーゴ(1999年8月発売)、ラクティス(2005年10月発売)といったヴィッツベースのコンパクトトールワゴンがありました。タンク/ルーミーは、ファンカーゴやラクティスを求めるようなユーザー層にもマッチしたのだと思います。
ファンカーゴの最多年間新車販売台数は、発売翌年の2000年に106,835台(登録車5位)を記録。ラクティスも初代発売翌年の2006年に74,975台(登録車8位)を記録し、7年連続で4万~5万台がコンスタントに売れました。特に20年近くも前のファンカーゴの売れ行きは驚異的といってよく、日本市場において背の高い小型車への需要がいかに高いかがわかります。
タンク/ルーミーの2017年の年間新車販売台数は合計で149,529台(タンク70,854台・ルーミー78,675台)と15万台に迫りましたが、そのうちの3分の2くらいは、2016年8月のラクティス販売終了の後もくすぶっていた需要が、再度掘り起こされたものと思われます。
(参考)ソニー損保公式サイト:人気乗用車販売台数ランキング
https://www.sonysonpo.co.jp/infographic/ifga_car_ranking.html
※2017年の販売台数は自販連ホームページから取得 |