運転免許証の秘密ってありますか？ - 「最後の数字が、免許を紛失した回数」と

運転免許証の秘密ってありますか？
「最後の数字が、免許を紛失した回数」ということは分かります。
免許番号のどこかの数字がペーパー試験の点数に関係していると聞いたことがありますが、分かりません。
その他にも秘密があれば教えてください!!

一般的に知られているのは１２桁目が再発行の回数です。
最初の２桁は公安委員会の番号、３，４桁目が取得年の下２桁（１９９５年なら９５）です。
５桁目～１０桁目はランダムで、１１桁目は偽造防止の暗号で以下のようになっています。
１桁目ｘ５=a
２桁目ｘ４=b
３桁目ｘ３=c
４桁目ｘ２=d
５桁目ｘ７=e
６桁目ｘ６=f
７桁目ｘ５=g
８桁目ｘ４=h
９桁目ｘ３=i
１０桁目ｘ２=j
(a～jの合計)/11のあまりをｋとして11-kの下１桁が１１桁目の数字です。
例えば
１０９５１２３４５６~０
の人は
１ｘ５＋０ｘ４＋９ｘ３＋５ｘ２＋１ｘ７＋２ｘ６＋３ｘ５＋４ｘ４＋５ｘ３＋６ｘ２＝１１９
１１９／１１＝１０・・・９
１１－９＝２
よって~のところは２です。
２でなければその免許証は偽造です。

１２桁の免許証番号のうち、最初の２桁が最初に免許を取得した時の都道府県公安委員会および北海道の方面公安委員会のコード番号、３桁目と４桁目はやはり最初に免許を取得した時の西暦年数の下２桁です。ただし、免許証番号が今の制度になる１９６６年以前に免許を所得した方は、その後の更新や他の免許を取得した際に指定されていますので、最初の２桁がその時の都道府県公安委員会および北海道の方面公安委員会のコード番号、３桁目と４桁目が６６・６７・６８・６９のどれかになっています。私の場合、上から４桁が４４８３ですので、千葉県で、１９８３年に最初に取得したことになります。
免許取得時のペーパーテストの点数ではないかというのは、１９９０年～１９９９年の間に免許を取得した方の３桁目と４桁目が９０から９９になるので、そこから出た都市伝説ではないかと思います。もちろん、まったく関係ありません。
末尾の１桁は紛失・盗難で免許証が手元にない状態で再交付を受けると番号が１増えますが、汚損・破損等で免許証が手元にあり、内容が確認できる場合は増えません。
その他の謎については公表されていないのでわかりません。
参考までに、都道府県公安委員会および北海道の方面公安委員会のコード番号は
北海道(10)、函館(11)、旭川(12)、釧路(13)、北見(14)、青森 (20)、岩手(21)、宮城(22)、秋田(23)、山形(24)、福島(25)、東京(30)、茨城(40)、栃木(41)、群馬(42)、埼玉 (43)、千葉(44)、神奈川(45)、新潟(46)、山梨(47)、長野(48)、静岡(49)、富山(50)、石川(51)、福井(52)、岐阜 (53)、愛知(54)、三重(55)、滋賀(60)、京都(61)、大阪(62)、兵庫(63)、奈良(64)、和歌山(65)、鳥取(70)、島根 (71)、岡山(72)、広島(73)、山口(74)、徳島(80)、香川(81)、愛媛(82)、高知(83)、福岡(90)、佐賀(91)、長崎 (92)、熊本(93)、大分(94)、宮崎(95)、鹿児島(96)、沖縄(97)
となります。北海道はさすがに広いので、札幌、函館、旭川、釧路、北見の５方面に分かれていて、札幌方面は北海道公安委員会の直轄ですが、それ以外の４方面はそれぞれの方面公安委員会が管轄しており免許証の発行元にも例えば「北海道函館方面公安委員会」と記載されています。もちろん運転免許試験場も方面ごとにあります。優良運転者は他の都道府県公安委員会経由で更新することが出来ますが、北海道の異なる方面公安委員会を経由して更新する、たとえば札幌方面に住んでいて北海道公安委員会で免許を受けている人が釧路方面公安委員会を経由して更新するのも同じ扱いで更新手数料のほか経由手数料が必要になります。