MT車で、エンジンブレーキだけで減速する（止まる直前だけフットブレーキ）

MT車で、エンジンブレーキだけで減速する（止まる直前だけフットブレーキ）のはエンジンに良くないのですか？
なんか、エンジンブレーキは下り坂とか特にガソリンで回ってるんじゃなくて、逆に無理やり回されてるから良くない（ピストンが横に動こうとする力が働く）って言ってる人がいました。

マニュアル車好きで10年ほど運転していましたが、急激に二速くらい落とすと回転数が上がり過ぎてオーバーレブになるのでエンジンには良くないでしょう。
フットブレーキ併用して減速するのがいいですし、面倒でも、一度三速に入れてから四速にした方がいいです。
フットブレーキを併用して減速してエンジンブレーキを掛けるのは、フットブレーキの磨耗を少なくするので良いと思います。

こんばんは
自動車学校で習うような速度に応じた常識程度のエンジンブレーキは問題ないです。
ただ特にディーゼル車のような最高回転の低い車であれば下り坂などでエンジンブレーキを効かせるために５速から４速にシフトダウンするつもりがゲートミスして２速に入りクラッチつないだ瞬間にエンジンオーバーランしてバルブ突き上げエンジン破損等はレンタカーのトラックなどでは良くあります。

極低速で細かいコントロールするなら、クラッチ操作で調整することになるから意味無くないですか。

（簡単に言うと）車の構造は、エンジン・ギア・シャフト・タイヤというものです。（それをフレームに付けて、カバー的な上物が乗っかっているだけのもの）
そして、エンジンの出力を地面に伝える時に、効率よく伝えるものがギアです。
質問がエンジンブレーキを題材にしているからか、プロでさえエンジンをブレーキとして使うことが問題になるかどうかで変な技術的な説明で回答をされている方が多いように見受けられますが、エンジンブレーキが何ぞや？と言われたら、
エンジンを使った減速手法のことで、
それはエンジンの出力をタイヤに伝えて減速させるというだけの話です。
車の基本は、動力をタイヤ、そして地面に伝えて、摩擦力で前進するというものですので、減速時は、タイヤに付けられたブレーキパッドで挟んで、摩擦力で強制的に負荷を掛けて減速するか？
エンジンの出力を下げることでタイヤに伝わる回転力を下げて減速するか？
の違いです。
エンジンの出力を下げる～というのを補足すると、スピード出している時のギアは5や6ですよね？
高回転でエンジンを回すには、ギアを上げないといけません。
しかし低ギア（1や2のギア）では、エンジンの出力を上げられません。
上げるとエンストして止まります。
これは、車の初動時には、3以上や5や6の高ギアでは、
小さな歯車で重い車を動かす為の動力がタイヤと地面に伝えられないからです。
低ギア＝大きな歯車で、エンジンのパワーを受け止めて、ゆっくりタイヤや地面に動力を伝えて、車が動き出したら、徐々にギアを軽いもの（1→2→3→4→5→6）に変えていって、エンジンの高回転力＝高出力をタイヤと地面に効率よく伝えて、タイヤが高速で回転させれるようになることで高速走行を可能にするものです。これが車の基本。
エンジンブレーキは、そのエンジンやタイヤが高速で回転している状態の時に、シフトダウン（ギアを6→5→4→3→2→1に）していくことで、高回転だったエンジンからの動力を強制的に
大きな歯車である低ギアの力で、タイヤ（と地面）に伝わるエンジンからの動力（出力）を抑えることで減速をする手法です。
（最初の説明の）低ギアから急に高回転のエンジンからの出力を高ギアに伝えた時はエンストしていたものが、
逆の場合はエンストしないのは、
受け止めるギアである強い力を持っている低ギアが、高回転のエンジンの力を受け止めるから、エンストしないんです。
（ある意味低ギアには負担ではあるだろうけど、高速走行時に、いきなり1速にするバカはいないでしょうから、ギアが壊れることもないと思います。）
この時はまだエンジンは高回転ですが、その時はエンジンは空回りしているような状態です。（正確に言うと、高出力のエンジンパワーを効率よく地面に伝えられなくなっている状態。）
そして、減速していく中で、エンジンを吹かしたままにするバカはいないでしょう？
なのでエンジンも次第に回転力が下がりますし、ギアも低くしてエンジンブレーキが効いてくる中ですから、エンジンへの負荷もたいしたことありません。
そういう訳で、
エンジンブレーキは、ギアの力で、エンジンの出力を地面に伝えにくくする事で減速するもの、と覚えておくと良いと思います。
上手く伝わっているか分かりませんが、そんな感じなんだと思っておいてください。

エンジンにはそんなに影響無いよ。
エンジンブレーキとはどうなってるか。
スロットルバルブが閉じられ、エンジンが空気を吸えない状態です。
吸う抵抗で減速してるんです。

フットブレーキであってもエンジンブレーキであっても下り坂の慣性エネルギーを熱エネルギーに変換して制動力を確保しているという点では一緒です。つまりディスクブレーキならローターが放熱板の役割を果たして熱を逃がしている。一方でエンジンブレーキはホイールを経由してクランクセットを回してガンガンピストン運動させてエンジン自体に熱を入れてそのエンジンに備わっている放熱システムを流用しているって事です。水冷ならラジエーターでも冷やしています。
いくらエンジンブレーキが有効だからとレブリミットまで回しまくっていればエンジンに良くないとは思います。実際のところはオイルや水の管理さえやっていればトラブルにまで発展する事は稀でしょうけど。普通はレブリミットまで入らないようにフットブレーキを併用するものです。教則本にも確かそのように書かれていたと思います。