自転車も免許制度を導入したらどんな不都合がありますか？ - 免許制度を導入

自転車も免許制度を導入したらどんな不都合がありますか？

免許制度を導入するということは免許しない場合があるということで、初期には自動車等と同様に筆記や実技の試験を導入することになると思われますが、子供やお年寄りなどは合格しない可能性がある。
また幾ばくかのコストが掛かるものと思われますが、経済困窮者は受験できない可能性がある。
つまり、多くの社会的弱者から自転車を取り上げる結果になると予想されるわけです。
そして社会的弱者にこそ、自転車は無くてはならない必需品である場合が多いです。たとえば足腰の弱いお年寄りが、買い物にすら行けなくなる可能性がある。
道義的にはこのような問題が最重要課題になると思います。

また、自動車免許より対象者数が拡大し、組織や箱物施設を新設する必要があると考えられます。取締りの警察官も増員する必要があるかもしれない。
予算難の中で、かなりの経費が必要になると思います。
免許取得が困難と思われる子供を対象にした自転車は売れなくなるし、自転車自体の販売台数も減少する可能性があるため、自転車関連産業にはマイナス影響が予想されます。

対応する法令の整備も必要ですが、現状の法令自体にも問題点があります。
まず、厳密に道路交通法を遵守している自転車運転者はほとんどいません。一時停止線や踏切の手前で足をついて一時停止している自転車を私は見たことがない。もちろん自分自身を含めて。
自転車横断帯の設置の為され方は、ふだん車道走行している者からすると危険です。
原則として車道走行なんだから、車道の左端を直進できるように設置されているべきなのに、歩道を走れといわんばかりに横断歩道脇に設置されている。
このため、直進中に車道からいったん少し左折して横断歩道脇まで行き、あらためて交差点を渡らなければいけない。このとき左折すると誤解した自動車に巻き込まれる危険があります。
横断歩道脇に自転車横断帯があるかどうか、かなり接近しないとわからない交差点が多いです。そこで、自転車横断帯を発見すると急減速する状況が多くなる。
自転車歩行者専用信号を示す補助標識は、夜間全く見えないものが多い。広い道路では道路の反対側から見えにくいものもある。
ほとんどの自転車運転者は、自動車運転免許を持っている人を含めて、道路交通法の細かい規定まで完全に理解してはいないと思います。自転車横断帯や自転車歩行者専用信号の有無によって、交差点を渡る場合に従うべき信号や渡る場所が変わってくるのです。実にややこしい。
それから、右左折及び停止のハンドサイン。ほとんど出している人はいません。
私はよく（必ずではありません）右左折や針路変更のサインを出しますが、法令では右左折が完了するまでサインを出し続けなければいけません。片手運転のまま右左折を完了しなければいけないわけです。そういうことは、危険なのでしていません。
この規定は安全運転義務と矛盾するという意見もあります。
免許制にするなら、こういう細かいことを厳密に遵守させることになりますが、それが本当に必要で国民生活の質的向上に資するのかといった検討もしないといけません。

まずテストをする場所をどうするのか？
自動車学校のように自転車学校を作ったとしても
入学金なり授業料を自転車の分まで払えるのか？
仮にテストだけの施設を作るにしてもどの程度の
試験にするのか？試験料負担できるのか？
ぶっちゃけ自転車に関しては免許制よりある程度
罰則をキチンと作り警察がキチンと取り締まる制度に
すべきと思う。
それすらできない･･難しいなら免許制にしても結局
お金だけ係り違反者は減らない気がしますね。

免許制にするのは、不都合以前に皆さん言うとおり老人や幼児の事考えただけでも無理があります。
まぁ、実際老人の自転車は予測不能な動きをすることが多々あるので、車からすれば辞めて欲しいですが・・・
現実的に何かやるんであれば、もっとテレビＣＭなんかで自転車のマナーなんかを徹底的に流せば良いと思います。
それでも良くならないのであれば、警察や学校できちんとした講習(ちゃんと聞いてれば必ず受かる程度のレベルの試験も)を開いて、その講習修了証を携帯しなければ乗れないようにするとか。

かれこれ30年近く前になりますが、私が育った地域の小学校では、自転車は免許制でした。
学校の中庭に、ミニ教習所（信号や横断歩道、踏み切り、センターライン等あり）があり、2年生になると試験を受けることができます。
合格すれば免許が交付され、自転車に乗る場合は常に携帯する必要があり、みんなプラスチックケースに入れ、首から下げてました。
当時は手信号が必要で、手信号を忘れたり交通ルールを守らない場面を先生に見られると、1週間免許が取り上げられ乗ることが出来なくなり（乗ると無免許）、免許の裏に違反事項と免停期間が記載される徹底ぶりでした。
また、2年生以上でも免許を持たない子供や1年生、保育園の子供は保護者や大人の監視下であれば乗ることができますが、子供だけで乗ってるのが見つかると、2年生になって最初の2回の受験は認められません。
子供といえど、とても厳しいルールでした。
車やバイクのような免許制度まではどうかと思いますが、小学校の頃の自転車の免許制度は後々役立つんじゃないかなぁと思います。

漢字の読めない幼児はどうしますか。
幼児でも乗りますよ。

全ての自転車ドライバーを把握するには無理が生じます。
（↑さんの長文の部分）
良いアイデアだと思います。
今すぐにでも原付、小型特殊を含む運転免許所持者の免許種類に自転車を追加するだけでも効果が有るように思います。
（これは簡単に可能でしょう。運転免許所持者は軽車両の道交法は知っていて当然、知らないでは済ます事は出来ません）
※運転免許所持者のみが対象なので教習所は必要有りません。
もちろん原付、自動車と同等に反則点数、反則金の対象が良いでしょう。
運転免許所持者７，０００万人強が自転車運転で模範をしめす事で自動車運転免許の無い幼児、学生、高齢者も無謀運転をしない様に自然となると思います。←私の持論です。
しかし、法の上の平等に触れて憲法違反？ 判りません。
ＰＳ，現状では自転車に備える事の出来ない方向指示器搭載（片手運転の要因＝危険）は効率の良いソーラー発電、車軸発電が容易なる様な近い将来には可能では。
※自転車に備える事の出来ない方向指示器→過去の子供向けを除く