レガシィ アウトバックが日本で“モデル終了”へ2024年10月27日、スバルは「レガシィ アウトバック」の特別仕様車を発表すると同時に、2025年3月末までにレガシィ アウトバックの販売を終了することを明らかにしました。 ステーションワゴンの「レガシィ」をベースにしたクロスオーバーワゴンであるレガシィ アウトバックは、その大柄なボディや充実した機能装備から、スバルにおける事実上のフラッグシップモデルという位置付けでした。 >>アウトバック、次期フォレスター、レヴォーグなどの公式画像を見る ただ、北米市場を強く意識したモデルであることからその全幅は1875mmとかなり大きく、日本の道路事情にはやや不向きであることなどから、毎月の販売台数は低迷してしまっていたのも事実で、そうした背景を考えると、レガシィ アウトバックの販売終了はやむを得ないものと言えそうです。 一方、レガシィ アウトバックの販売終了はあくまで日本市場に限ったものであり、北米などでは引き続き販売が継続されるものと見られます。 実際、北米市場ではレガシィ アウトバック(現地名:アウトバック)の次期型と見られるテスト車両が目撃されています。 しかも、その姿は従来のようなステーションワゴンベースのモデルではなく、スバルらしいスクエアなデザインが特徴のSUVとなっているようです。 #アウトバック #レガシィ #新型 #SUV #予想次期アウトバックは大きくなったフォレスター現地の自動車メディアによれば、次期アウトバックと見られるこのテスト車両は、北米市場ではすでに販売されている新型「フォレスター」に近いデザインとなることがうかがえます。 特に、フロントマスク周辺はスバルらしいラギッド(無骨)な印象を与える直線的かつ平面的なシルエットとなっており、これまでのアウトバックとは大きく異なるものであることがわかります。 サイドビューやリアビューも、直線が強調されたシルエットとなっており、このモデルがSUVらしいルックスをもっていることはたしかなようです。 誤解を恐れずに言えば、次期アウトバックは“フォレスターをひと回り大きくしたようなモデル”なのかもしれません。 >>アウトバック、次期フォレスター、レヴォーグなどの公式画像を見る ただ、パワートレインやインテリアなどについては現時点では明らかにされておらず、続報が待たれるところです。 アウトバックが変わる理由とトヨタ式HV搭載の可能性ある業界関係者は、次期アウトバックの大胆な変化について「極めて妥当な判断」であるとし、次のように続けます。 「アウトバックは、1990年代前半に北米市場向けSUVとして開発されたのがそのはじまりです。 すでに定評のあったレガシィをベースとすることで、性能とコストパフォーマンスを両立させることに成功した初代アウトバックは、北米市場で大きな人気を得ることに成功しました。 アウトバックは現在でも北米におけるスバルの主力モデルとなっていますが、近年ではより居住性に優れたSUVが数多く登場しており、アウトバックのスタイリングのネガティブな面が目立つようになってきました。 さらに、ベースとなっていたレガシィもすでに絶滅の危機に瀕しており、もはやこれまでのスタイルにこだわる必然性がなくなっています。 一方、北米のユーザーの多くは引き続きSUVを求めており、スバルとしてもフォレスターと「アセント」の間を埋めるアッパーミドルサイズのSUVが必要である状況は変わりません。 >>アウトバック、次期フォレスター、レヴォーグなどの公式画像を見る その結果、アウトバックは過去のスタイルを捨て、いま求められるSUVへと生まれ変わろうとしているのだと思われます。 そう考えると、フォレスターをひと回り大きくしたようなルックスになるのもうなずけますし、おそらくスバルが2024年10月に発表して「クロストレック」に搭載予定の、トヨタ式システムを使ったストロング・ハイブリッドを採用する可能性が高いと思います」 次期アウトバック、日本発売の可能性は?では、次期アウトバックが日本国内に導入される可能性はあるのでしょうか? 前出の業界関係者は「現時点ではその可能性は低い」としたうえで、以下のようにその理由を話します。 「次期アウトバックがこれまで以上に北米市場を意識したモデルとなることは確実です。そのため、ボディサイズや機能装備の面で日本のユーザーにはマッチしない可能性が高く、販売台数もあまり期待できそうにありません。 また、日本にはフォレスターにくわえ、昨冬からアッパーミドルサイズのSUVとして、ステーションワゴンの『レヴォーグ』をベースにした『レヴォーグ レイバック』がラインアップされています。 >>アウトバック、次期フォレスター、レヴォーグなどの公式画像を見る これまでのレガシィ アウトバックの需要は、フォレスターとレヴォーグ レイバックで十分に担えると思われるため、あえて次期アウトバックを導入する必要性は薄いと言えそうです。 強いて言えば、オーストラリア向けの右ハンドル車を日本で生産し、その一部が日本仕様として販売されるというストーリーは考えられなくもありません」 いずれにせよ、現時点ではスバルから公式なアナウンスはなく、今後の続報が待たれるところです。 <終わり> <写真:スバル> 終わり> |
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