日本を代表するベストセラーハイブリッドカー現行モデルで5代目となるトヨタ「プリウス」は、ハイブリッドカーの元祖として世界的にその名を知られた存在です。 >>プリウス現行モデルの内外装をフォトギャラリーで見る プリウスはエンジンと電動モーターを併用して走行するシリーズパラレルハイブリッドシステムを搭載しており、走行条件に合わせて適切にコントロールすることで高度な低燃費性能を発揮します。 世界初の量産ハイブリッドカーとして初代プリウスが登場した1997年には世界中がハイブリッドカーに懐疑的でしたが、現在では圧倒的な環境性能の高さからほとんどのメーカーがハイブリッドカーを販売するようになっています。 国内ではプリウスは何度も販売台数1位を獲得しており、他のハイブリッドカーとの競争が激しい中でも常に人気を保ち続けてきました。 最新の5代目プリウスもカタログ燃費で32.6km/L(UグレードのWLTCモード燃費)と、同じトヨタのよりコンパクトなハイブリッドカーである「ヤリス」や「アクア」に次ぐ3位となっています(※燃費の最も良いグレード同士で比べた場合)。 2024年通年の新車販売台数でもプリウスは8万台以上を売り上げて6位につけており、ライバルが多い中でも未だ人気は衰えません。 そんなプリウスのネットにおける評価をbtyに寄せられたユーザーレビューとともにご紹介しましょう。 |あわせて読みたい| 新型プリウスはデザインと走りの評価が高い5代目となる現行プリウスは2023年1月に登場しましたが、ユーザーレビューを見ると先代プリウスとは評価ポイントがかなり変化しているようにみられます。 現行プリウスの魅力として多くのユーザーが挙げている点にエクステリアデザインがあり、「エクステリアデザインがお気に入り」「外観が美しくカッコイイ」などプリウスの見た目が購入の決め手となったユーザーが目立ちます。 >>プリウス現行モデルの内外装をフォトギャラリーで見る これまでのプリウスはエクステリアデザインに関しては賛否両論があり、特に先代の4代目プリウスは未来感を強めた奇抜なフロントマスクとボディラインで好みの分かれるデザインになっていました。 しかし5代目プリウスのデザインはシャープなフロントマスクや、先代より40mmも全高が低められたクーペ風シルエットを採用したことで、スポーツカー風の万人受けするカッコよさを獲得しました。 デザインで魅力を大幅に高めた現行プリウスですが、引き続き燃費性能も大きな魅力であり、燃料代が高騰する近年では特に「燃費が良く助かっている」というコメントも多くみられました。 それらによれば実燃費でも20km/L~25km/L前後をキープできているといい、買い物や通勤など普段使いのクルマとしてハイブリッドカーのメリットを最大限活かせそうです。 また、現行型のもうひとつの大きな魅力として、先代より排気量の大きな2.0Lエンジンをベースにした、パワフルな新世代ハイブリッドやスポーティな操縦性能があります。コメントでも「加速力がすごい」「運動性能が高い」「スポーティカーとして出来が良い」「先代までとは別モノ」といった評価が多く並んでいます。 |あわせて読みたい| 実際に乗ってみると気になる点も一方で「乗り心地がゴツゴツしている」「突き上げ感がある」「ロードノイズが大きい」「フロントガラスが寝すぎていて圧迫感がある」など、乗り心地や居住性について不満を挙げるユーザーも多くみられました。 プリウスのハイブリッドは積極的にモーターを使って走行するため、エンジン作動時も回転が抑えられ比較的静かな走行ができるのですが、駆動系の音が静かなだけにロードノイズが目立つ傾向にあるようです。 また、現行型から採用された19インチタイヤが乗り心地を固くしている可能性もありそうです。 先代プリウスまでは純正タイヤは17インチまででしたが、スポーティな走りも目指した現行モデルで新型の19インチタイヤが標準となり、乗り心地への影響が大きいばね下重量の増加や、路面の凹凸を拾いやすい傾向にあります。 現行プリウスにも17インチにインチダウンできるオプションがあり、選択したオーナーによるロードノイズが多少軽減したというコメントもあるので、タイヤの大径化はそれなりに影響がありそうです。 また、インテリアについては「価格の割に内装がチープ」「樹脂パーツが一部安っぽい」「天井の高さが足りない」「荷室が狭い」など質感や広さについての不満が多いようです。 >>プリウス現行モデルの内外装をフォトギャラリーで見る インテリアのクオリティ自体はこれまでのプリウスからそこまで大きな差はないのですが、クルマの価格帯が300万円台~400万円後半まで上がっていることも理由でしょうか。 |あわせて読みたい| 魅力的なクルマに進化を果たした最新モデルプリウスはこれまでもハイブリッドの決定版として多くのユーザーを惹きつけてきましたが、現行モデルはデザインの大幅なイメージチェンジと、進化した新世代ハイブリッドやスポーティな走行性能によって、先代までの“燃費スペシャル”という立場を卒業しました。 ユーザーレビューで先代以前は「燃費は良いものの見た目が平凡」などのコメントも少なくないのですが、現行モデルはデザインに好意的なコメントが多いことからも、先代までとは違うジャンルのクルマにスイッチしたことが伝わってきます。 >>プリウス現行モデルの内外装をフォトギャラリーで見る デザイン、燃費、走り、実用性とトータルバランスの優れた完成度の高いクルマである一方、スポーティな性格を強めたが故の室内や荷室空間のタイトさ、静粛性や乗り心地などの点を気にするコメントも散見される現行型プリウス。ディーラーで試乗する際にはこの辺りも忘れずにチェックすると良さそうです。 (終わり) (写真:トヨタ) |あわせて読みたい| |
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