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乗り比べでわかった雨での確かな安心感。ミシュランが電動化時代でも「エコタイヤ」を作らないワケ ...

2024-7-26 08:00| post: biteme| view: 225| コメント: 0|著者: 文:山田 弘樹/写真:日本ミシュランタイヤ

摘要: タイヤがエコなのは当たり前 日本ミシュランタイヤが、栃木県にある「GKNプルービンググラウンド」で「ミシュランサステナブル試乗会2024」を開催した。これは文字通り、ミシュランタイヤのサスティナビリティ(持続 ...

乗り比べでわかった雨での確かな安心感。ミシュランが電動化時代でも「エコタイヤ」を作らないワケ

タイヤがエコなのは当たり前

日本ミシュランタイヤが、栃木県にある「GKNプルービンググラウンド」で「ミシュランサステナブル試乗会2024」を開催した。

これは文字通り、ミシュランタイヤのサスティナビリティ(持続可能性)を体験するための試乗会だ。よって今回は新製品の試乗こそながったが、既に発売されている4種類のタイヤを様々な角度から確認するメニューによって、ミシュランタイヤの性能とコンセプトを確認することができた。

ところでタイヤのライフサイクル(製造から廃棄まで)において、最もCO2が排出される場面はどこだかご存じだろうか? そう、それは走行中だ。ミシュランいわく、製造・輸送・走行・廃タイヤの輸送・再利用・原料の調達、そして製造へと再び戻るライフサイクルにおいて、タイヤを使用しているときに排出されるCO2の量は、63~96%にも及ぶのだという。

つまりタイヤに課せられるCO2削減方法で、最も重要なのは「低燃費なタイヤを作ること」になる。なおかつ耐摩耗性を向上させて、タイヤが持つ初期性能を可能な限り持続させることが大切だ。なぜならそれが資源の節約や製造時のCO2排出量削減、そしてユーザーの安全につながるから。

タイヤを作る会社がタイヤの生産本数を減らそうと努力するのは一見矛盾した行為に見えるが、ミシュランタイヤはこうして環境を守ることが、自身に課せられた役目だと自覚している。

だからこそ彼らは、1992年という早い段階からヨーロッパで「ENERGY MXT」を、翌年日本でも「MXGS Green」を発売した。いわゆる「エコタイヤ」のはしりだ。そして現在はここから始まった技術が、全てのタイヤに盛り込まれている。

いまミシュランのラインアップには、いわゆる「低燃費タイヤ(エコタイヤ)」というジャンルが存在しない。「ENERGY(エナジー)シリーズ」がホームページ等で低燃費タイヤを謳っているが、それはこのタイヤがミシュランのラインアップで最もベーシックなタイヤであり、全ての基本となるためだ。「e・PRIMACY(以下:e・プライマシー)」が、“エコタイヤ”ではなくミシュラン史上最高の低燃費性能を誇る“プレミアムコンフォートタイヤ”と位置づけられているのはそのためである。

つまりミシュランにとって、タイヤがエコ性能を備えることは当たり前。その上でどれだけ、それぞれのタイヤに求められる性能を伸ばすかがミシュランタイヤを評価するときの指標となる。そしてこれを体感するために、今回のサステナブル試乗会が開かれたというわけである。

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ウエットで光るミシュランの確かなグリップ力

一番最初に試乗したのは、レクサス「RX350h」と「PILOT SPORT 4 SUV(以下:パイロットスポーツ 4 SUV)」の組み合わせだ。このタイヤはハイパワーなSUVをターゲットとしているが、同時に全90サイズ中49サイズで転がり抵抗性能「A」(とウェットグリップ性能「a」)を獲得している。さらに言えば同じレクサスRXでも、最もハイパフォーマンスな「RX500h Fスポーツ」に標準装着されるタイヤだ。

こうした一見オーバークオリティにも思える組み合わせをテストした理由は、ミシュランのハイパフォーマンスタイヤにおける「間口の広さ」を体験するためだという。

確かにスプリンクラーで水を散布するウェットのワインディング路でも、パイロットスポーツ4 SUVはしなやかな路面追従性を見せた。ブレーキングで荷重を高めればガッシリと踏ん張るようになり、そこからハンドルを切り込むとさらに高いグリップ性能を発揮した。

当日はかなり雨量が多かったこともあり、高速周回路のバンクでは足周りに対してタイヤの剛性が少しだけ勝ち過ぎて、ハンドリングがナーバスになる感じもあった。ただしブレーキングでタイヤに適切な面圧を掛ければ、バンクだけでなくレーンチェンジにおいても、初期操舵応答性を安定させることができた。

メルセデス・ベンツ「A180」とe・プライマシーの組み合わせも、なかなかに興味深かった。低燃費タイヤにもかかわらずワインディング路で操舵追従性が良好なのは、タイヤの変形を減らして転がり抵抗を少なくするために高めたタイヤ剛性が走りにも効いているからだ。だからタイヤに大きな荷重がかかっても腰砕けしたり、滑り出すことなく、しっかりタイヤが踏ん張ってくれる。

また低燃費タイヤが苦手としがちなウェット性能が、割と高く保たれていることにも感心した。グリップ感そのものはあまり高くないのだが、滑り出す様子もない。

ちなみにe・プライマシーの“e”は、EV車や電動車専用という意味ではなく、“Ecology(エコロジー)”や“Economy(エコノミー)”をイメージしている。だから純ガソリン車であるA180に履いても、当然その性能をきちんと得ることができる。

驚かされたのは、これを標準タイヤとするレクサス「LBX」とのマッチングだ。LBXはドライ路面だとかなり角の立ったハンドリングだったと記憶しているが、ウェット路面ではその走りが実に大人っぽくまとまっていた。ワインディング路でも高速周回路でも高い接地性を発揮して、乗り心地も良い。さすがは純正装着タイヤのフィット感だった。

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溝なしタイヤはやはり危険

午後からは、日産「エクストレイル」と「PRIMACY SUV+(以下:プライマシーSUV+)」でウェットブレーキングを試した。時速70km/hからのフルブレーキングを新品タイヤと残2mmまでスクラブしたタイヤ(写真:34枚目)でテストを行い、制動距離と制動Gを比較した。

結論から言ってしまうとこの日はテスト中に豪雨となり、新品タイヤが20.2mと、スクラブタイヤの28.2mに圧勝した。スクラブタイヤはブレーキの踏み始めでいきなりハイドロプレーニングを起こして、制動距離を大幅に伸ばした。

ちなみにタイヤがグリップし始めてからの制動Gは、新品の最大1.0Gに対して、0.7Gを発揮。このことから言えるのは、たとえミシュランといえども残溝2mmの状態では、時速70km/hからでもハイドロプレーニングが避けられないということだ。通常の雨量ならもっとその差は少なく、プライマシーSUV+が初期性能をライフ後半でも保つ様子が見られたのだろう。とはいえ、「ミシュランだって魔法のタイヤは作れない」という事実がわかっただけでも大きな収穫だと思う。

ちなみにエクストレイルとプライマシーSUV+の組み合わせも、そのマッチングが素晴らしかった。

“プレミアムコンフォート”を謳う「プライマシーシリーズ」ならではの、ゴムと構造のバランスの良さ。そのしなやかなグリップ性能が、低荷重なウェット路面では高い安心感だけでなく、文字通りプレミアムな乗り味を与えてくれた。今回はウェット路面だったことでロードノイズが打ち消されてしまってはいたが、それでも日産自慢のシリーズハイブリッドである「e-POWER」との相性は抜群だった。

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モデル3×PS5が示した圧巻の走り

最後はテスラ「モデル3(ロングレンジAWD)」と「PILOT SPORT 5(以下:パイロットスポーツ5)」の組み合わせを体験したが、その走りは圧巻だった。

ミシュランのスポーツレンジにおいて、スタンダードシリーズに位置づけられるパイロットスポーツ5。しかしその剛性は、1800kgを超えるモデル3の車重を見事に支えていた。またその高いウェット性能も相まって、巨大なトルクを見事に受け止めきっており、モデル3はまるでラジコンのように走った。モーターによる圧倒的な加速力と、破綻のない4輪制御のコンビネーションはすさまじく、これこそが未来のスポーツカーに通じる走りなのだろうと思った。

ちなみにパイロットスポーツ5も、全47サイズ中45サイズで転がり抵抗性能「A」、ウェットグリップ性能「a」を獲得している。

まさにミシュランにとって、エコは基本。その上でプライマシーは上質な乗り心地や静粛性を、パイロットスポーツはリニアなハンドリングと高いグリップ性能を得ようとしていた。しっかりとしたベースがあるからこそミシュランは、いつの時代もそのタイヤ作りにおいて走りの楽しさや、快適なドライブを追いかけ続けることができるのだろう。

(終わり)

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