ちょっと数字のお遊びにお付き合いください。『マリア様がみてるロサ・カニ

ちょっと数字のお遊びにお付き合いください。
『マリア様がみてる ロサ・カニーナ』（今野緒雪著、集英社コバルト文庫）という小説に、
１２月２５日生まれの高校３年生が、年明け１月２日に普通一種免許を手にしているという描写があります。（留年や海外滞在はないことになっています。）これは明らかに著者の調査不足で、実際には不可能です。１２月２５日に仮免許を取っても、年末最後の試験場営業日である２８日までに、指定校のノルマである１９時間はおろか一発試験のノルマである５日もクリアできないからです。
では、１２月２４日生まれなら、可能なのでしょうか？計算してみると、曜日配列によっては、２４日に仮免許、２４日の夕方から２８日の朝まで練習、そのまま２８日に路上試験、というスケジュールが組めるように思えます。普通二輪免許所持で特定届出教習も受けておけば、２８日は適性検査と実技試験に受かって併記するだけ。でも、実際の制度上はどうなのでしょうか？２２日生まれでないと間に合わないでしょうか？
（あくまでも制度上。府中試験場の予約がとれないとか言わないでくださいｗ）

現在の免許試験制度に限って言えば、少し勘案してみましたが、あくまで制度上は、誕生日当日の２４日に仮免許を取得すれば、質問者さんの推論通り、可能だと思います。

「（事前）特定講習」のことはほとんど知りませんが、取得時講習に準ずるものですから、『高速教習』は必須です。ゆえに、これは仮免許取得後でないと駄目ですが、届出教習所において２７日までに受ければ補えるので、問題ありません。
あとは、『路上練習』等の要件も満たしていますので、大丈夫だと思います（笑）。

12月29日～1月3日まで試験場は休みですから不可能です。
試験場の休み・仮免試験日や卒検試験日等の条件を無視して、数字上の計算だけなら12月24日に仮免合格・1日3時間教習で可能でしょうね。