これは保険会社にいろいろと話を聞いて決めることですよ。
どの辺りまでご存知なのかわからないので、どこから話をすればいいのかというところなのですが・・
自動車保険には等級というものがあるのですが、新規に入ると6等級から始まり、1年間保険を使うことなく契約期間を満了すると、1等級上がり、使うと3等級下がります。
等級が上がっていくことで年々割引率が高くなり、保険料が安くなっていきます。
同居の親族の場合には、この等級を譲り受けることができます。
本来、下宿をしていると別居の扱いとなって等級継承ができないのですが、生活実態から判断されますので、「どっちに住んでいるのかわからない」状態ということで別居には当たらず、等級継承が可能という判断になったのだと思います。
例えば、お母様が15等級であったとすると、質問者さんが継承をすれば15等級で契約でき、保険料の割引を受けることができるのですが、保険が切れてしまうと継承することができなくなってしまいます。
この等級を継承するかどうかを、先ず決めなければならないのですが、保険料については保険会社にお尋ねください。
ただ、同居扱いの質問者さんが保険の対象となっているということは、21歳未満不担保(21歳以上なら保険の対象)の契約となっていたはずですから、お母様が払っておられた保険料とほとんど変わらないかと思います。
今後の保険をどうするかが決まれば、今回の事故で保険を使用すべきかどうかは自ずと決まってきます。
まず、継承しない場合には、例え、数万円の賠償額でも保険を使ってしまえばよく、将来、質問者さんが保険に入る場合にでも6等級から始まりますので、今回の事故による影響を受けることはありません。
等級を継承する場合には、保険を使うことで3等級下がり、翌年の割引率が低くなってしまいますので、保険を使った場合と使わない場合の更新後の保険料の試算をしてもらって判断をする必要があります。
ただし、等級ダウンの影響はずっと残ることになりますから、注意してください。
15等級(51%割引)で年間98,000円の保険料を払っているとします。
保険を使うと次の年は12等級(43%割引)で114,000円、使わなければ次の年は16等級(54%割引)で92,000円
その次の年は、13等級(46%割引)で108,000円と17等級(56%割引)で88,000円
またその次の年は、14等級(49%割引)で102,000円、18等級(58%割引)で84,000円
本当は20等級になるまで影響は残るのですが、最低でも向こう3年間の保険料の差額を合計して判断する必要があります。
※実際の保険料は料率によって年々変わります。
※計算しやすい数字にしたのみで、保険料の根拠はありません。
現在の保険料で保険会社にこのような試算をして貰って、保険を使うか使わないかを決めてください。
なお、昨年10月以降に保険を継続契約されている場合には、3等級のダウンだけではなく、事故あり等級という割高の保険料が3年間適用され、上記以上に保険料が大幅に上がりますので、このあたりも保険会社に聞いてください。(最大5割) |