荒れる可能性があるので、書こうか、どうか悩みましたが、書くことにします。
わたしの場合は晩年発症で初発から次の免許更新までが2年をきっていました。初発以来、通院を続けていましたが、薬が合わなかったせいか、なかなか発作がおさまらず、ようやく、効果のある薬にめぐりあえたのは、免許更新期限まで5ヶ月というところでした。現行の法令では、このタイミングで単純部分発作を含む一切の発作がなくなったとしても免許を更新することはできません(6ヶ月の保留を含めても1年にも満たないので)。
結局、自己申告から取り消しになったわけですが、それから数年経った今でも、色々な考えが頭をよぎります。割り切ることなんでできませんよ。正直者がバカをみる・・・ある意味その通りかもしれません。現行の法令では、免許の休止は限定的で、維持するか、失うかの二択となってしまいます。本当に申告率をあげたいのならば、休止、停止に対して、もっと柔軟であるべきと考えたりもしました。
結局のところ、自分で自分の行動に納得するしか仕様がないです。
普通免許の私と、大型および二種免許の質問者さんとは状況が違いますが、少しでも参考になればと思い、文頭へ追記させてもらいました。
--------以下の書き込みは、一応、残しときます--------
質問者さんの病状が分からないのですが、正直に申告されることを望みます。
さて、質問の件ですが、申告している割合は、おそらく、高くはないでしょう。
公に出ている数字としては、「2010年の1年間にてんかんという病名で免許相談・申請・更新にかかわる処理を受けた全4,682人のうち93%は自己申告によるものであった。」というものがありますが、あくまで表面化した人数についてであり、申告していない人が何人か、というのは入っていません。申告していない人数が把握できていない以上、当然のことですが、申告した割合もわかりません。
まあ、そんなこと言っても仕方ないので、概算で計算してみます。
免許保有者数・・・80,000,000 人
てんかん患者数・・・800,000人(100人に1人として)
1年あたりの免許更新者数・・・160,000人(5年に1回として)
ここで勘違いしないでいただきたいのは、100人に1人という患者数は、一般に言われている数字で無自覚な人も含めていることです。自覚できている患者の割合を人口500人あたりに1人とすると、1年あたりの免許更新者数は、32,000人となるわけで、上の4,682人は、15%弱にしかなりません。実際は、もっと低いのではないでしょうか。
一部マスコミは悪意的に、ネット上の自称良識者は無知、短慮であるがゆえに一般に誤解を与えているのですが、「鹿沼児童6人クレーン車死亡事故遺族の会」が望んでいるのは
・一日も早く、免許を不正に取得することができない制度を構築し、不正な取得者による交通事故をなくすことこそが、まじめにてんかんと向き合い、一生懸命生きておられる患者に対する偏見をなくすことにつながると考える
というものです。(注:全要望のなかの一部項目の抜粋です)
その意思を尊重するためにも申告されることを望みます。逆に言えば、申告を行い、適正に取得した免許であれば、なんら恥じることはないのです。
また、明らかに更新が不可能であることが分かっているなら、更新を行わず、失効させる手段もあるかと思います。
ちなみに事故を起こす危険性は
1)てんかんで申告せずに運転をしている人
2)一般の人
3)てんかんで申告し、適正に免許所持、運転している人
の順になると言われています。
3)適切に免許を保持している人は自らの状況を把握しており無理をしない。
2)には、初心者、高齢者、自分は上手と勘違いしている人など、様々な人がいて事故率を一定以下にできません。
1)は、制度を知らない人、隠れて免許を保持している人。論外です。
From 自己申告で取消になった者より
改訂1)免許保有者数が、男性のみ(40,000,000人)だったのを、男女合計の
80,000,000人に訂正。
(以下、余談)
「遺族の気持ちを考えれば、免許を持たせるな」と言っている人たちへ。
遺族という言葉を隠れ蓑にしなければ何も言えない情けない人たちですね。
あなたたちの行為は、苦しみの中で、上のような要望を出してきた遺族の人たちを侮辱するものです。 |