今の中型自動車免許は平成19年6月2日から出来ました。
今年で丸6年が過ぎました。
トラックも一般的な『2t車』と呼ばれる車が現行普通免許の乗れる範囲になります。
いすゞ:エルフ
三菱ふそう:キャンター
UD(日産ディーゼル):アトラス
マツダ:タイタン
日野:デュトロ
辺りが代表車になります。
ここ最近の年式は現行普通免許に合わせた車が多いですが、制度が出来たすぐ位の平成20年式辺りは結構旧普通免許の車も多いですね。
車は外見は同じでも、車検証を見ると車両総重量が5,250㎏とかになっていて、現行普通免許はアウトの車が多いです。
車両のメインフレームのシャシーやキャビンのFRP(強化プラスチック)を多く採用する事で、部分部分で軽量化をして、最終的に現行普通免許に合わせた車に設計したりしています。
荷台も普通は運送屋の仕事内容で『ボディー屋』と言われる荷台メーカーにオーダーします。一応、メーカーの規格のボディーがありますが、普通の運送屋は規格のボディーじゃ仕事にならないんで。
ボディーも箱車だとアルミの外板ですが、アルミも1㎜位の板で昔よりかなり軽量化されています。外板と内側の間も昔はベニヤ板とか付いていて重かったですが、今は空間とかです。
保冷車も中は発泡ウレタンとかの軽量化された断熱材を入れています。
エンジン排気量ですが、2t車は旧普通免許の頃の車で4,500㏄~5,600㏄位でしたね。
今はエンジンも小排気量化されていて、今だと3,600㏄~4,200㏄位です。
ちなみに、もう1つ上の4t車だと、昔は8,000㏄の6気筒とかでしたが、今は5,000㏄前後の4気筒エンジンになっています。要は、昔の2t車のエンジンが今の4t車のエンジンです。
馬力的には、昔の2t車でキャンター辺りが145馬力位、エルフが125馬力位でしたね。4t車は280馬力のターボが最高、平均でNAの215馬力とかです。今は最高で240馬力のターボ、NAとかだと190馬力とかです。
ちなみに佐川急便辺りは昔も今も最低のエンジンなんで、昔がNAの175馬力、今はNAの155馬力とかです。エライ馬力ないですよ(笑)。
4t車の代表は、
いすゞ:フォワード
三菱ふそう:ファイター
UD(日産ディーゼル):コンドル
日野:レンジャー
です。
昔のフォワードだと、大型もですが、運転席のドアに馬力の数字のシールが貼ってあります。
10t車のダンプだと、昔は『V10・340』とかシールが貼ってあります。V10エンジンの340馬力です。
大型も昔は排気量が13Lとかでしたが、今は昔の4t車並みの8Lとかです。 |