大特免許を所持している場合、基本的には学科が免除なのですが、応急救護教習を受けていないので、教習を受ける場合は高速教習と危険予測の学科を含め、5時限の学科教習が必要になります。
技能教習については、免許を持たない人に比べると、教習に必要な最短時限数が8時限少なくなります。
指定自動車教習所に通った場合(MT)
第1段階
学科 免除
技能 最短11時限(免なしは15時限)
第2段階
学科 5時限(応急救護3時限、高速教習の学科1時限、危険予測の学科1時限)
技能 最短15時限(免なしは19時限)
第1段階の技能教習→修了検定合格→仮免許の交付
第2段階の学科、技能教習→卒業検定合格で卒業証明書の交付
→運転免許試験場で受験手続き(併記、学科試験は免除)
→免許証の交付
教習料金については教習所によって計算方法が異なるので、直接聞かなければわかりません。
免許なしの人の教習料金が三十数万というところなら、技能が8時限、学科が21時限少ないですから、十万円近く安くなる可能性があります。
しかし、教習料金が二十数万というところでは、学科の単価をとても低く設定してあることが多いので、六万円程度しか安くならないことも考えられます。
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直接受験の場合
学科試験はすべて免除
仮免技能試験受験・合格→仮免許の交付→指導者同乗での5日間の路上練習(申告書を作成)
→本免技能試験受験・合格→合格後に取得時講習の受講→免許証の交付
取得時講習・・応急救護、危険予測、高速教習で7時間(講義および実車、実習)
※本免技能試験に合格するまでに、届出教習所で同等の内容の特定教習を受講しておくことで代替可(合格後は取得時講習しか受講できない)
仮免許の試験を受けるには1回4,400円(仮免許の交付手数料は別途1,100円)
本免許の試験を受けるには1回3,150円(免許証の交付手数料は別途2,050円)
取得時講習は13,700円(法定)
※特定教習を受講しておく場合は14,000~25,000円程度(料金設定自由)
練習費用は質問者さん次第・・
大特免許は教習所で教習を受けても、技能最短12時限で卒業できますし、試験場で直接受験する場合も練習と受験を数回繰り返せば合格できる難易度です。
原付と小特を除けば、一番取得しやすい免許ですから、自分には才能があるといった変な自信は持たれないほうがいいと思います。
大特免許は、所持していても普通免許の教習では26時限の技能教習が必要になる、この程度の位置づけですから、直接受験で取得するにしても、初めて普通免許を取得する人なら、相当な練習と受験回数が必要になるのが普通です。
その覚悟がおありでしたら、大特同様、直接受験での取得を目指されれてもいいと思います。
時間はかかるでしょうが、きっと取得することができるでしょう。 |