癲癇（てんかん）と運転免許証の関係についての質問です。 - 私は癲癇を持っ

癲癇（てんかん）と運転免許証の関係についての質問です。
私は癲癇を持っていますが、薬で抑えています。免許証を持っています（癲癇は報告済み）。
万が一、発作が起きてしまった場合、免許証はどうなってしまいますか？また、免許証取り消しになってしまった場合、20～30万円掛けて教習所で一から取り直しですか？

運転に支障を生じる発作が来た場合、２年間の運転自粛となります。
仮に取り消しとなっても、最終発作から３年以内であれば適正検査のみで免許が戻ってきます。停止前にゴールドなら、ゴールド免許が戻ってきます。
てんかん申告済み、体調管理と服薬管理を怠らずに発作で事故を起こし、人身事故となった場合、てんかん発作との関連をくまなく捜査されます。不眠で運転ミスも考えることができるからです。
池袋の場合、アレビアチンとラーメンの化学調味料との関連まで捜査されています。
申告をして、体調管理と服薬管理に問題が無く、てんかん発作で事故を起こした場合、当事者は病気の管理を怠っていないので、過失致死傷となり、てんかん発作は問われません。
２年の運転停止と民事的責任は普通に発生するので、保険屋に任せてください。
現在問題となっているのは、無申告、服薬管理と体調管理を怠ったことでの事故です。
ニュースとして取り上げられた人たちは、全て無申告、服薬管理ミス、医師の指示に従っていない人たちです。
自動車運転の権利と移動手段の自由を主張したのですから、安全運転と体調管理をして事故のリスクを低くする義務と責任が出てきます。
てんかんだけでなく、全ての人が同じです。
てんかんは、年齢問わず、誰もが発症の可能性を持っています。
管理に自信があるなら、堂々としてください。
病気が悪いのではなく、一部の無責任な人が悪いだけです。

発作が起きてしまった場合ということですが、更新や免許取得以外で、病気の症状（発作が起きたこと）を申告しなければならないとまでは、法律で規定されていませんから、免許の取消を受けに行く必要はありません。
しかし、運転適性がない者の運転は道路交通法で禁止されていますから、主治医の指示にしたがい、最低2年間は運転を控えなければなりません。
なお、交通事故を起こした際に、事故の状況から一定の病気の症状が事故原因と疑われる場合には、報告書の提出を求められ、結果として免許が取り消される可能性はあります。
もしも、病気が理由で免許の取消を受けた場合ですが、現在は、運転適性が回復し、取消から3年以内に申請を行うことができれば、技能や学科の試験免除で免許を再取得することができるように法律が改正されていますので、従来のように、教習所で1から取り直しになるということはありません。
ただし、更新等で直近に病気の症状についての虚偽申告を行っていると、この特例の適用を受けることができませんので注意が必要です。
万が一のことを考えるより、服薬を忘れず、薬を勝手に減らさないようにして、寝不足や過労を避けて、規則正しい生活を守り、発作が起きる可能性をできるだけゼロに近づけるというのが一番大切ではないでしょうか。

法律が改正されていますので
警察と医師の判断になるのではないでしょうか

運転に支障のある発作が、運転免許を保持している方に起こった場合、どうなるかは運転免許の更新時期との時間的関係によって変わってきます。
まず、基本的に運転に支障のある発作が起こってしまった場合は、2年間運転はできません。そのうえで、最後の発作から運転免許の更新時期まで2年以上ある場合はそのまま運転免許が、医師の診断書を提出したうえで更新できます。
一方、更新の時期が2年以内に迫っている状態で発作が起こってしまった場合、更新時に一旦免許は失効します。しかし、失効から3年以内に、2年間無発作の状態になった場合は、医師の診断書をその時点で提出すれば自動車学校に行きなおしたりしなくても通常の視力などの適性検査を受けるだけで免許を返してもらえます。
失効時点から3年以内に2年間無発作の状態が維持できなかった場合、この場合は残念ながら運転免許は完全に失効し、また適性を満たす状態(2年以上運転に支障がある発作がない状態)になった場合でも、自動車学校からやり直す必要があります。
自分の発作状況と更新との関係がよく理解できない場合は、運転適性相談窓口にご相談になれば、きちんと説明してもらえます。
参考：運転適性相談窓口
https://www.npa.go.jp/annai/license_renewal/madogutiitirann.pdf